プログラミング
設定作業を行うには、設定ボックス
BAE PD-XE-005(注文番号:BAE00T3)が必
要です。
BIPは工場出荷時に最大検出範囲 17 mm に設定されてい
ます(標準特性曲線)。測定範囲の開始点と終了点を必
要に応じてプログラムすることができます。
準備
設定作業を行うには、設定ボックスをBIPと電源供給ま
たはコントローラ間に接続します。BIPと設定ボックス
の接続に関する詳しい説明は、設定ボックスの取扱説明
書を参照してください。
設定ボックスを電源供給に接続した後、赤と緑の LED
が点灯します。
次に、設定したいBIPを接続すると、そのセンサが検出
され、赤の LED が消灯します。
通信の確立
設定作業を開始するために、BIPと設定ボックス間の通
信を確立します。
►
設定ボックスのボタンを長めに押します(5 秒 < t <
8 秒)。
通信が正常に開始されると、設定ボックスの緑の
LED がゆっくりと点滅します。
BIPと設定ボックス間の通信が確立されたら、特性曲線
ポイントを次のようにティーチインします。
1.
特徴的なカーブの開始点に位置送信機を移動させて
下さい。
2.
設定ボックスのボタンを短く(< 1 秒)押します。
正常に実行された場合は、それを知らせるために設
定ボックスの緑の LED が短時間素早く点滅します。
その後、設定ボックスの緑の LED はゆっくりと点滅
を続けます。
3.
特性曲線の終点に位置エンコーダを配置します。
4.
ボタンを新たに短く押します。
設定ボックスとBIPの緑のLEDが急速に点滅し、保存
を確認します。
始点までの距離が短すぎたり、位置発信器が検出範
囲外にあった場合は、設定ボックスの赤色LEDとBIP
が急速に点滅して表示されます。
このようにしてエンドポイントが保存された後は、通信
が終了し、設定ボックスの緑色LEDが恒久的に点灯し続
けます。
エラー
BIPが設定ボックスと互換性がない場合または通信の確
立時にエラーが発生した場合は、設定ボックスの緑の
LED が常時点灯し、さらに赤の LED が数秒間素早く点
滅します。
リセット
設定作業が完全に実行されない場合は、BIPが 2 分後
に、前のプログラミング状態(存在する場合)に、また
は出荷状態にリセットされます。
通信の確立が正常に行われている場合は、設定作業中に
いつでもリセットを行うことができます。
►
設定ボックスのボタンを長めに押します(> 8 秒)。
全てのカーブポイントが削除され、BIPは再び標準特
性曲線にリセットされます。
特性曲線
曲線は、増加するにつれて表示されますが、
減少するようにプログラムすることもできま
す。
標準特性曲線(典型的な曲線):
10V/20mA
0V/4mA
0mm
17mm
Ua / Ia
S
スタート地点
終点
3
日本語
使用
BIP A/CD2-T017-01-EB/EP _ _ (-S4/S49)
誘導型ポジショニングシステム