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リーディングエッジ・ブラダーのリペア
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バテンが上を向くように置きます。
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リーディングエッジ (LE) ・ブラダーの両端は折り返しになった
ベルクロ開閉口がついています。LEの中央にはジッパーで開閉で
きるポケットもついています。ベルクロ開閉口をはずし、中央ポ
ケットのジッパーを開いてください。これによってスリーブが開
くようになりブラダーに触ることが可能になります。
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リーディングエッジについているエアーロックバルブをはずしま
す。リテイナーリングをブラダーから慎重にはずします。外した
部品は後のために大切にとっておきます。
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バルブがスリーブと別になるよう、スタンダードバルブにあるバ
ルブプラグをベルクロ開閉口と離します。この作業はスリーブか
らブラダーを取り外すために必要です。外した部品後のために大
切にとっておきます。
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次にフライイングラインを2セット用意します。リーディングエ
ッジの片側からラインを通し始め、ラインの片方の端をブラダー
のウイングチップに結びます。ラインはしっかりと結びましょ
う。2つめのラインを使って、同じ動作を反対側のリーディング
エッジの端にも行います。
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バルブをスリーブのなかにそっと押し込みます。
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これでリーディングエッジ・バルブに近いジッパー付きポケット
に手を入れ、リーディングエッジ・ブラダーに触ることができる
ようになります。
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ブラダーの片側をスリーブから抜き出します。フライイングライ
ンはスリーブに通ったままにしておきます。スリーブに通った
フライイングラインは、リペア後ブラダーを元の位置に戻す時
に使います。
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スリーブから出したブラダーには空気を入れ、空気が抜けないよ
うに両方のバルブを閉めます。ブラダーを膨らませ過ぎないよ
う、注意してください。
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穴の開いた箇所を調べるためにブラダーを水に沈めます。バスタ
ブなど、大量に水がある場所の方が楽に動作を行うことができま
す。泡の発生によって穴の位置が分かります。
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空気が漏れている箇所を見つけたら、穴の周りに丸を書き込んで
印をつけます。油性ペンで書くことをお勧めします。
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柔らかいタオルでブラダー全体の水気をきれいに拭き取ります。
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ブラダーから空気を抜きます。
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接着剤を使うか、ブラダー・リペアキットの中にあるパッチを使
うか決めます。
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穴がシームにかかっている場合には接着剤が必要になります。
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穴がブダラーの平らな面の一部にある場合には、パッチのひとつ
の裏紙をはがし、パッチをブラダーに張り付けます。穴を完全に
被うように注意します。
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完全に乾かすため、少なくとも20分はブラダーをそのままにし
ておきます。
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再びブラダーに空気を入れ、穴が完全にふさがったかどうかチェ
ックします。
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ブラダーから空気を抜きます。
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ブラダーの端にフライイングラインを結びます。
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ブラダーをポケット近くに平らに置き、蛇腹状に畳んでブラダー
をねじることなくスリーブに戻せる状態にします。
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片側からスタートし、ポケットからブラダーを元の位置に戻して
いきます。
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リペア
リーディングエッジ - ブラダーのリペア
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