293
ja
電動パイプミル (RSG Ex モデル (**))
パイプミルの電源電圧と電圧に関する記載内容が一致していることが必要です。
パイプミルのコネクタには 20 A のヒューズが設置されていることが必要です。
電源コードおよび必要に応じて延長コードを定期的にチェックしてください!
パイプミルは、メインスイッチが切れた状態でのみスイッチギアアセンブリに接続
してください。
スイッチギアアセンブリは常時オペレータの手の届く位置にあることが必要です。
使用について
グリップやグリップ面は乾燥した、きれいな状態を保ち、オイルやグリスの付着が
ないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすいと、電動工具の安全
な操作が行なえず、予期せぬ状況が発生した際にもコントロールを保てなくなりま
す。
ネジが埋設電線に触れる恐れのある場合には、電動工具上のプラスチック製のハン
ドルを保持してください。 電線に触れると、電動工具の金属部分を通じて感電する
恐れがあります。
パイプミルに過度の負荷を掛けないでください。それぞれの作業に適した適切なカ
ッティングツールを使用してください。 適切なカッティングツールを使用するとよ
り効率の良いかつ安全な作業が可能になります。
スイッチが故障したパイプミルを使用しないでください。 スイッチの投入や解除が
不可能なパイプミルの使用は危険ですので、修理が必要です。
機器設定の実施やカッティングツールの交換をおこなう前に、必ずエネルギー供給
を遮断してください。 このような予防措置を講じることで、パイプミルを誤って起
動させてしまうといった事態を防ぐことができます。
パイプミルを熟知していない、または本説明書を読んでいない人物にパイプミルを
使用させないでください。 経験の浅い人物がパイプミルを使用すると、危険です。
パイプミルのメンテナンスは定期的に実施してください。パイプミルの損傷、また
はパイプミルの使用に影響を与える要因がないかをチェックしてください。正常な
状態にないパイプミルは、使用前に必ず修理してください。 パイプミルの整備が正
しくおこなわれていないと、事故の多発につながるおそれがあります。
パイプミル、付属品、カッティングツール等は、本取扱説明書の指示内容に従って
使用してください。この際、正しい作業環境や作業内容にも必ず配慮してくださ
い。 指定されている用途以外の目的でパイプミルを使用工具を使用すると、危険な
状況が発生するおそれがあります。
機能方法 ( 図 A 参照 )
このパイプミルでは、切屑を発生させるカッティングツールを使用して、固定され
ていないまたは敷設されたパイプを切断またはフライス加工します。パイプの外側
をクランプ装置で固定し、自動送り機能によってパイプ外周を走行します。工具と
しては金属製丸鋸やフォームミリングカッターを使用します。パイプの材質に応じ
て HSS 鋼や超硬鋼の刃をご使用ください。
–
カット深さの設定は、ツールスピンドルホルダーを通じて行ってください
(16)。その両側には側板 (3) が回転可能な状態で装備されており、ねじ軸 (6) に
よって調整が可能になっています。
–
搬送軸 (21) は、搬送用ホイールを通じて送り動作を実施します。これはツール
スピンドルによって 2 つのウォームギアステージを通じて駆動されます。
–
送り動作は送りシフトレバー (28) を通じてオンとオフに切り替えることができ
ます。スリップクラッチは、送りギアへの過負荷を防止します。
ツールスピンドルの軸受けは特別剛性仕様となっています。ツールスピンドルを駆
動する油浴潤滑式のメインギアボックスは、遊星歯車およびウォームギアステージ
で構成されています。
ギア仕様は、ギアがチェーンが急ブレーキに耐えられるように定義されています。
すべてのギアシャフトはローラベアリング内を通っています。
マシンフレームおよび各軸は、クランプ固定されたパイプミルがパイプ上を通り、
切削力および送り力を伝動する役割を果たしています。
–
それぞれのパイプ外径への適合は、駆動軸 (10) の調整によっておこなわれま
す。
引張チェーンは個々の、同じチェーンリンクで構成されています。
必要となるチェーンリンクの数または引張チェーンの長さは、パイプ外径に依存し
ます。
運搬
パイプミルの運搬の際に、けがをするおそれがあります。 パイプミルは、同
梱の運搬用スリング (34) を使用して、もしくは 3 名以上の作業員によっての
み運搬してください。
使用開始の前に
工作物が不意に動くことによる負傷の危険。作業を開始する前に、工作物を
しっかり固定して、これが不意に動かないようにしてください。 工作物の加
工をおこなう際、工作物が不意に回転または落下したり、ずれたりする危険があり
ます。
機械は必ず技術的に正常な状態でのみ使用してください。 毎回の使用開始前
に、必ずカッティングツールおよび各コンポーネントが磨耗または破損して
いないかチェックしてください。磨耗または破損したカッティングツールおよびコ
ンポーネントは、直ちに新品と交換してください。
加工対象となるパイプにおける作業
–
パイプを現場で切削する場合には、カッティングツールが挟み込まれないよう
に下に治具を置いてください。
–
敷設されているパイプの場合には、それぞれの加工箇所で長さ 1m にわたって、
穴壁とパイプ外側の距離を 50cm 以上確保してください。
–
加工面には汚れや土が付着していないことが必要です。加工面上にある柔らか
い保護カバーを事前に取り除いてください。
–
素材、作業方法、冷却潤滑に応じてカッター工具を選択してください。
–
チェーンとスプロケットの領域にある溶接ビードを除去してください。
詳細情報は、潤滑・冷却材サプライヤーからご入手ください。( 圧縮空気冷却潤滑
装置 9 12 01 002 00 4 もご参照ください )
潤滑剤が 0°C の場合 :
–
潤滑剤 BIOCUT 1L - 3 21 32 039 00 0
–
潤滑剤 BIOCUT 5L - 3 21 32 040 00 0
潤滑剤が 25°C までの場合 :
–
潤滑剤 1L - 3 21 32 042 00 0
–
潤滑剤 5L - 3 21 32 043 00 0
パイプミルにおける事前加工 ( 図 A 参照 )
–
クランプレバー (11) を緩めます。
–
ツールスピンドルホルダー (16) を、( ツールケース内の ) クランクハンドルを送
り装置 (7) に取り付けて、上昇させます。
–
合わせねじ (9) を取り外し、駆動軸 (10) を表 (4) に従って実際のパイプ外径に
合わせて変更します。
–
合わせねじ (9) を再びしっかりと締めます。
RSG Ex 1500 A/B (**)
P
D
[mm]
[inch]
I
250 ~ 400
9.8 ~ 15.7
II
400 ~ 600
15.7 ~ 23.6
III
600 ~ 900
23.6 ~ 35.3
IV
900 ~ 1500
35.3 ~ 58.9
B
34