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CLUTCH 

USER MANUAL

26

ぴんと張り、ハンドルはスタンバイ状態)ロープ

の制動側をしっかりとつかみながら、コントロー

ル・ハンドルを徐々にリリース位置まで動かし、

ロープがクラッチを通るようにします。
•下降可能 = ロープが正しく取り付けられて

いる。
•下降不可能 = ロープの取付け確認が必要。
3.コントロール・ハンドルをリリースすると、ク

ラッチはロックしてロープを保持するはずです。
4.クラッチを引っ張るようにしてロープを通しま

す。カチッという音がはっきり聞こえます。
警告:死亡の危険。クラッチやその部品(シー

ブ、コントロール・ハンドル等)の動作を妨げる

ものが一切無いように注意します。クラッチにか

かるいかなる制約もブレーキの機能を弱めたり無

効にしてしまう可能性があります。

9. 

固定

確実なタイオフが必要な場合は、ランニングエンド

のロープをロードエンドのロープに適切なタイオフ

方法(図を参照)で縛り、システムを固定すること

を推奨します。
図のように固定する場合(または他のタイオフ方法

で)は、
ノットとデバイスの間に最低6インチ(約15c

m)の距離
を維持する必要があります。

10. 

使用にあたっての注意

告:ロープを下げるときは、ロープのテールが、

ベケットに隣接するフリクション・シューを通

過する必要があります。テールがサイドプレー

トの上やシャーシの背面に来ることのないように

してください。

11. 

ヘビーロード /エキス

パートのみ使用

ヘビーロード/エキスパートのみ可能な使用方法
この使用法について特にトレーニングを受けた専門家ユ

ーザーは、クラッチを272kgまでの荷重に使用すること

ができます。この操作は、この使用法に特化してトレ

ーニングを受けた救助者のみに許可されるものです。重

荷重、衝撃荷重は絶対にかけることが無いようにしてく

ださい。これらのケースにおいて、ユーザーは特に注

意を払い、制動側ロープをしっかりと把持した状態を

維持してください。
ヘビーロード/エキスパートのみ可能な使用方法-下

降/ロワリング
クラッチを使用して、最大272kgまでの荷重を下降また

はロアリングさせることができます。重荷重のロワリン

グ時は、0.5m/sよりも低い速度を維持してください。

追加のカラビナがあれば、荷重をかけるためにロープの

ランニングエンドの摩擦を増やすことができる場合があ

ります。オーバーヘッド・アンカーから重い荷重をロワ

リングする場合には、摩擦を増加させるために2個目の

カラビナを使用することを推奨します。
ヘビーロード/エキスパートのみ可能な使用方法-ビ

レイ
クラッチを使用して、最大272kgまでの荷重をビレイ

することができます。重荷重をビレイする場合は、

システムの中にたるみを最小限にすることが推奨さ

れています。

12. 

NFPA 1983 (2017 ED)

警告
クラッチの不適切な使用は、重傷または死亡の原因とな

る可能性があります。
クラッチは経験を積んだプロフェッショナルが使用する

ことを意図して製造されています。
事前に訓練を受けることなく使用を試みてはなり

ません。
使用前にはすべてのラベルおよび指示をすべて読み、

理解してください。
使用、点検および修理はすべて製造者の指示に基づいて

実施してください。
いかなる方法でもクラッチの改造や変更を行っては

なりません。
ユーザー情報

ユーザー情報は製品のユーザーに提供されます。NFPA

規格1983により、ユーザー情報と機器は分離され恒久

的記録に情報が保持されることが推奨されています。

本規格では、デバイスに付属するユーザー情報のコピ

ーを作成し、使用の前後にその情報を参照することも

推奨されています。
救命機器に関する追加的情報は、NFPA1500の

Standard on Fire Department Occupational Safety 

, Health and Wellness(消防局労働安全衛生基準)

Programs、NFPA1858, Standard on Selection, Care 

and Maintenance of Life Safety Rope and Equipment 

for Emergency Devises(救命ロープと機器の手入れ

とメンテナンスの基準)およびNFPA1983,Standard 

on Life Safety Rope and Equipment for Emergency 

Services(救急サービスにおける救命ロープおよび機器

基準)の中に記述されています。

13. 

AN

SI Z3

59.4

ANSI/ASSEZ359.4-2013 基準情報
最大下降高さ:200 m 
最高速度:2m/s
下降回数:2
許容荷重:60 – 141 kg
多用途使用デバイス
ローストレッチかスタティックカーンマントル構造ロー

プで、CI 1801に適合したØ 13 mmを使用します。
クラッチを使用する救助者すべてに、取扱説明書を提供

しなければなりません。クラッチと関連して使用される

機器についてはそれぞれの取扱説明書に従ってくださ

い。クラッチの点検は、製造者の使用の指示および点検

フォームに基づいて実施することが必要です。
救助に使用するアンカーは、ANSI Z359.4の基準に適合

し、少なくとも静荷重13.8 kNを支えるレスキューシス

テムであるか、認定された人により設定された安全係

数5を超えるものでなければなりません。アンカーの落

下防止はANSI Z359.18に適合している必要があり、22 

kNの静荷重を支えなければなりません。アンカーを救

助と落下防止の両方に使用する場合は、ANSI Z359.18

の基準が適用されます。
アンカーとの接続は救助活動中に事故を誘発する可能

性のあるいかなる動きも生じないように行わなければ

なりません。アンカー、またはユーザーと接続する機

材は、ANSI Z 359.12に適合するカラビナを使用して

ください。全荷重をかける前にテンションテストを実

施してください。
救助の場面における方法についてはANSI Z359.4および

Z359.2を参照してください。
救助計画: 救助計画を策定していること、またクラッ

チの使用中に発生する可能性のある、緊急事態に迅速に

対処する手段を準備しておくことが必要です。
ロワリング/降下:制動側のロープをしっかりと把持

し、コントロール・ハンドルを徐々に動かしながら降

下速度を調整します。停止するにはコントロール・ハ

ンドルを離します。
警告:複数の種類の機器を使用する場合は、各機器どう

しの互換性を確認してください。ある機器の安全機能

が、別の機器の安全機能に影響されることによって、危

険な状況が発生する可能性があります。電源の近傍、機

械の移動作業、研磨剤や鋭利な表面を持つものの付近、

または化学物質や極端な温度にさらされる危険性がある

環境で作業する場合は常に注意を払ってください。降下

のエネルギーは、降下する距離の長さ、荷重の質量、重

力加速度、および降下の連続回数の積に等しくなりま

す。クラッチの誤った使用により、付加的な危険が発生

することになります。

14. 

レスキューシステムでの

ビレイ技術

クラッチは、NFPA1983(2017ED)ビレイデバイス

(補助的機器)の衝撃力およびシステム拡張要件適合

することが、第三者機関によって検査を受け、認定

されています。
ロワリングシステムでのテンションのかかったビレイ: 

ロープの制動側をしっかりと握り、荷重力方向と平行

にアンカー側に戻します。コントロール・ハンドルを

使用して、メインラインのスピードにマッチさせてく

ださい。クラッチの内部を通るロープに、急激な速度

や張力の変化が生じた場合には、ビレイヤーはロープ

の制動側をしっかりと握ったまま、直ちにコントロー

ル・ハンドルを離して(ディスエンゲージ)、ブレー

キ機構が作動し、最短距離で負荷を停止させるように

してください。
警告:制動側のロープをしっかりと把持した状態を保

ってビレイを効かせながら、コントロール・ハンドル

を離してください!
スラックビレイ:ロープの送りを容易にするには、ロー

プを引き出すのではなく、ロープを装置の中に押し込む

ことに重点を置きます。
引き上げシステムのビレイ:制動側のロープをしっか

り握ったまま、クラッチを通ってたるんでくるロープ

を引き続けます。

15. 

倍力システム

倍力システム(MA)をシンプルにもコンパウンドに

も構築することが可能です。適切なロープグラブとト

ラベリング・プーリーを作業ロープに取り付け、さら

に必要であれば追加のプーリーをクラッチのベケット

に取り付けます。

16. 

降下/制動

アンカーとユーザーの間のたるみを取り、制動側のロ

ープをしっかりと把持し、コントロール・ハンドルを

徐々に動かしながら下降速度を調整します。荷重が30

~200㎏の間であれば秒速2m以下の速度で下ろしま

す。200kgを超える場合は秒速0.5m以下で下ろしてく

ださい。速度はクラッチを通過するロープの模様の観察

やわかっている距離の通過時間を計算することで知るこ

とができます。大きな荷重や長い距離の場合はクラッチ

の発 熱を抑えるためにできるだけ遅くしてください。

下降を止める場合はコントロール・ハンドルから手を放

してください。もし、パニックになってハンドルを引き

すぎた場合にはクラッチがロープを止めます。下降を続

ける場合は、コントロール・ハンドルをスタンバイポジ

ションに一旦戻してリセットして再開します。ロープの

端末にはロープが抜けないようにストッパーノットを

作製してください。
アンカーでの使用方法
人間工学的、ロープの向きの変更、またはロープと装置

の位置合わせの改善のため、クリアランスが狭い場合や

オーバーヘッドでリギングをする場合には、カラビナを

追加することを推奨します。追加のカラビナがあれば、

荷重をかけるためにロープのランニングエンドの摩擦を

増やすことができる場合があります。

17. 

アセンディング

コントロール・ハンドルをスタンバイ位置にした状態

でクラッチをハーネスに取り付けます。効率を上げる

ために、ロープグラブを使って立ち上がるときに、ス

ラック(たるみ)を取ります。ロープグラブとクラッ

チの間にスラック(たるみ)が決して生じないように

してください。

18. 

ワークポジショニング

ロック付きカラビナを使ってクラッチを直接ハーネスに

取り付けてください。決してクラッチとハーネスの間

に、どのようなランヤードやショックアブソーバーも組

み込んではいけません。ディセンダーで使われるどんな

器材でも、現在の標準を遵守しなければなりません。望

む位置に到着したら両手を離してフリーにすることがで

きます。コントロール・ハンドルをスタンバイかストッ

プの位置にしてください。ロックを解除して降下を再開

する際は、制動側のロープをつかんでコントロール・ハ

ンドルを徐々にリリースの位置に動かします。
セーフティーラインには必ずバックアップの機材を取り

付けなければなりません。バックアップシステムはワー

キングラインと干渉していないことを確認してくださ

い。過荷重や動的荷重はアンカーロープを痛めるかもし

れません、アンカーロープの取り付け位置(アンカーポ

イント)はユーザーの上部でなければならず、アンカー

とユーザーの間にロープのたるみを作ってはいけませ

ん。オイルやほこりが存在する環境での使用には注意を

払う必要があります。

19. 

追加情報

各シンボルの名称
1.可聴/音
2.荷重
3.アンカー/ハーネスの接続
4.リードクライマー
5.負傷または死亡の差し迫ったリスク
6.製品の機能や性能に関する重要な情報
7.最高速度
8.目視による確認
9.事故または負傷の差し迫ったリスク
10.アンチパニック

Summary of Contents for CMC CLUTCH

Page 1: ...rnings Familiarize yourself with its capabilities and limitations Get specific training in its proper use Understand and accept the risks involved FAILURE TO HEED ANY OF THESE WARNINGS MAY RESULT IN S...

Page 2: ...CENT CONTROL DEVICE ALSO IN ACCORDANCE WITH ANSI ASSE Z359 4 2013 GENERAL USE G DESCENT CONTROL 12 5 13 mm GENERAL USE G BELAY 12 5 13 mm GENERAL USE G PULLEY MBS 40kN 8 992 Ibf This Descent Control a...

Page 3: ...ION RIGGING 9 8 FUNCTION TEST 11 9 SECURING TIE OFF 12 10 PRECAUTIONS FOR USE 13 11 HEAVY LOADS EXPERT USE ONLY 15 12 NFPA 1983 2017 ED 15 13 ANSI Z359 4 15 14 RESCUE SYSTEM BELAYING 16 15 HAULING 16...

Page 4: ...CLUTCH USER MANUAL 4 1 TRACEABILITY MARKINGS H K A C B F G D E L I J...

Page 5: ...ds C Carefully Read the Instructions for Use D Model Identification 335013 E Individual Number 0000 000 000 Unit Serial Number Control Day of Manufacture Year of Manufacture F Inspection Interval Mini...

Page 6: ...CLUTCH USER MANUAL 6 3 NOMENCLATURE 11 2 6 13 14...

Page 7: ...ORE NFPA 1983 2017 ED GENERAL USE Descent Control Device Belay Device Pulley CMC Static Pro LifeLine 12 5 mm P N 28120X General Use Life Safety Rope Teufelberger KM III 13 mm P N K0X160 General Use Li...

Page 8: ...CLUTCH USER MANUAL 8 6 WORKING PRINCIPLE Lower Descent Stop Antipanic Stop Lock Haul...

Page 9: ...CLUTCH USER MANUAL 9 2x 7 INSTALLATION RIGGING Loading the rope incorrectly could cause imminent risk of injury or death Installing the Rope Usage on Anchor...

Page 10: ...CLUTCH USER MANUAL 10 Locking the Side Plate and Latch...

Page 11: ...m s max 8 FUNCTION TEST X m s max WARNING DANGER OF DEATH Do not allow anything to interfere with the operation of the device or its components Sheave Control Handle etc Any constraint on the device...

Page 12: ...CLUTCH USER MANUAL 12 9 SECURING TIE OFF X m s max...

Page 13: ...CLUTCH USER MANUAL 13 10 PRECAUTIONS FOR USE X m m X m...

Page 14: ...CLUTCH USER MANUAL 14 X m s max X m s max X m s max...

Page 15: ...CLUTCH USER MANUAL 15 11 HEAVY LOADS EXPERT USE ONLY 5 m s max 5 m s max 12 NFPA 1983 2017 ED SEE TEXT 13 ANSI Z359 4 SEE TEXT...

Page 16: ...CLUTCH USER MANUAL 16 14 RESCUE SYSTEM BELAYING 15 HAULING...

Page 17: ...CLUTCH USER MANUAL 17 16 DESCENT AND LOWERING 17 ASCENDING...

Page 18: ...CLUTCH USER MANUAL 18 18 WORK POSITIONING 19 ADDITIONAL INFORMATION 1 3 4 5 6 8 9 10 7 X m s max X m s max X m s max X m s max X m s max X m s max X m s max X m ma X m s max 5 6 7 8...

Page 19: ...locking Pulley Manufacturer CMC RESCUE INC 6740 Cortona Drive Goleta CA 93117 USA Tel Fax Email and Website Tel 800 235 5741 805 562 9120 Fax 800 235 8951 805 562 9870 Email info cmcpro com Web www c...

Page 20: ...t Person Performing Check Date of Next Check 1 Periodic check Additional check 2 Periodic check Additional check 3 Periodic check Additional check 4 Periodic check Additional check 5 Periodic check Ad...

Page 21: ...good condition and freely rotates only anti clockwise Check the Sheave for wear when the wear indi cators are no longer visible the holding capacity of the device may be compromised Refer to the foll...

Page 22: ...rious injury or death may result from the improper use of this equipment This equipment has been designed and manufactured for use by experienced professionals only Do not attempt to use this equipmen...

Page 23: ...hands free work positioning mode lock the device on the rope by moving the handle to the Standby or Stop Position To unlock the device and continue descent firmly grip the braking side of the rope an...

Page 24: ...1 CLUTCH 272 kg CLUTCH 272 kg 0 5 m s CLUTCH 272 kg 12 NFPA 1983 2017 NFPA 1983 NFPA 1983 NFPA 1500 NFPA 1858 NFPA 1983 13 ANSI Z359 4 ANSI Z359 4 2013 200 2 2 60 141 132 310 CI 1801 13mm ANSI Z359 4...

Page 25: ...NFPA ED ANSI ASSE Z359 4 2013 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 A B C D 14 C 4 CMC ISO9001 CMC 12 cmcpro com ppe inspection 5 10 30 CMC NFPA 1983 CMC P N 28120X Teufelberger KM P N K0X160 ANSI ASSE Z359...

Page 26: ...on Selection Care and Maintenance of Life Safety Rope and Equipment for Emergency Devises NFPA1983 Standard on Life Safety Rope and Equipment for Emergency Services 13 ANSI Z359 4 ANSI ASSEZ359 4 201...

Page 27: ...oque la Palanca de Control en la posici n modo de espera y verifique que el brazo oscilante de la roldana se mueva libremente Compruebe que la roldana se encuentra en buenas condiciones y gira libreme...

Page 28: ...uarios deben tener precauci n y mantener siempre un agarre firme en el lado y con la mano de frenado de la cuerda Cargas pesadas Uso Exclusivo de Expertos Descenso Personal Descenso de Carga El CLUTCH...

Page 29: ...de control a la posici n de modo de espera Siempre confeccione un nudo de tope al final de la cuerda para crear un tope de fondo Conectado al anclaje directamente En situaciones de espacio estrecho o...

Page 30: ...CLUTCH USER MANUAL 30...

Page 31: ...CLUTCH USER MANUAL 31...

Page 32: ...a CA 93117 USA 805 562 9120 800 235 5741 cmcpro com ISO 9001 Certified 2021 CMC Rescue Inc All rights reserved CMC and are registered marks of CMC Rescue Inc Patent No US 10 583 315 B2 CMC Control No...

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