空気駆動空気昇圧器
AAD-2
、
AAD-2-C
モデル
• OM-9J
9
操作
AAD-
2
モデルはポンプ部への流入口のみ機内配管付きです。空気駆動部およびポンプ部の両方に圧力調整して
いない空気を供給した場合、増幅器は空気流出口圧力が流入口圧力の2倍の圧力に達したとき自動的に
運転を停止します。すなわち、流入空気圧力が
8
bar
ならば、流出空気圧力が
16bar
に達したとき増幅器は自動的に停止します。
AAD-2-
C
モデルは圧力調整されていない圧縮空気がポンプ部に供給され、圧力調整された圧縮空気が空気駆動部
に供給されます。増幅器は、空気を圧力調整されていない空気圧力プラス圧力調整された空気圧力の分
、昇圧します。すなわち、圧力調整されていない空気圧力が
8 bar
、圧力調整された空気圧力が
4
bar
の場合、出口圧力が約
12 bar
に達すると増幅器は自動的に停止します。図1をご参照ください。
圧力調整
A.
モデル
SSD-2-
C
では増幅器出口の最高圧力は本体について
いる圧力調整弁により概略調整することがで
きます。(図
1
)
B.
なお、入口空気圧力が
8.6
bar
以下の場合、圧力調整弁を増幅空気流出口
に移設する方法があります。これによって、
入口圧力の2倍以下ならば任意の設定圧力に
正確に調整することができます。この配管仕
様は、ご発注時に、改造オプション
53375
と
指定していただけます。(用途に応じて、小
容量または大容量の貯気タンクを分岐管で接続する、あるいは適切な長さの管路を
AAD-
2
と最終圧力調整弁の間に接続するのが望ましいことがあります。)
流速
流速、すなわち昇圧器の運転速度は速度調整弁で調整できます。この弁は増幅器の機能を入り切りする
弁、すなわち入口空気がポンプ部を通り抜けてそのまま流出口まで流れるように停止させる弁としても
使用されます。これにより、入口空気圧そのものが出口側の用途に十分で空気昇圧器の補助が不要にな
るような場合には便利です。
増幅器の始動(上記の説明図に示した
AAD-2-C
モデル)
1.
速度調整弁は閉止しておきます。(ハンドルが弁に対し
90°
)
2.
入口空気圧力が増幅器を通して出口まで全体同圧になるようにします。
3.
全体を満たしている同圧に対して、付加したい概略の(最高)圧力を選定します。駆動空気圧力調整
弁の圧力計をこの圧力に設定します。
4.
速度調整弁を開けて増幅器出口側を加圧します。増幅器は入口圧力プラス調整済み圧力付近でせき止
め状態になります。
5.
必要に応じて圧力調整弁を再調整します。出口圧力をより正確に一定圧力に調整する必要があれば、
上記
B
に示したように圧力調整弁を移設してください。(これにより出口流量の最大値も増やせます
。)