34
HECO BELLADONNA スピーカー の接続部 / のバイ・ワイヤリングとバイ・ア
ンピング
HECO BellaDonna スピーカーの接続部には5個のネジ端子が装備されています。これにより、従来の
アンプ接 続に加えてバイワイヤリング接続およびバイアンプ接続が可能とされています。 上側の端
子はクロスオーバーのトゥイーター分岐に、下側の端子はウーファー分岐に接続されています。 コネ
クター端子を追加すると、 2dBの高音域ブーストを 選択することも可能となります。 (図3B, 4B, 5B)
バイ・ワイヤリング(2配線)とは、高域・低域周波数が独立してわかれている配線を通して、伝送
されることです。バイ・アンピング法(2増幅)では、2つ目の配線とは別に、当然のことながら2つ
目の末端アンプも追加して必要となります。主にバイ・アンピング法では、再生性能を高めることが
可能です。
シングルワイヤリングモード:
図3A/Bに示す通り、同梱のケーブルブリッジを取り付けてください。これには、各ネジ端子を緩め、
ケーブルのラグを接触面にスライドさせます。それからネジ端子を締め直します。
図Aでは線形高音再生の接続を、図Bでは2dB高くした高音再生の接続を示しています。
アンプからのスピーカーケーブルは、必ず下側の端子ペアに接続してください!
バイワイヤリング/バイアンピングモード
付属のケーブルブリッジは不要です。アンプへの接続は図4A/Bおよび5A/Bに示しています。
適切なツイーター設定は、再生空間やスピーカー設置方法およびそれぞれのお好みに応じて異なりま
す。弱音効果の高い室内(重いソファーやカーテンなどがある場合)でのご使用には+2dBにご設定
になることをお勧めします。
修理を必要としないためのアドバイス
HECOのスピーカーはすべて、トーンコントロールが中央のポジションに設定されている時、つまり
アンプのリニア再生状態の場合には、最良の音質が出るように調整されています。トーンコントロー
ルのつまみを大きく回すと、低音および/または高温にかかるエネルギーが増加して、ボリュームが
高い場合にはスピーカーが損傷することがあります。
ボックスの使用負荷よりもずっと高い出力パワーが出せるアンプをお持ちの場合は、音量を無理に上
げると、非常にまれではありますが、スピーカーが損傷する場合があります。
しかし、出力パワーがもっと弱いアンプの場合ですと、強力なアンプよりもずっと早くボリュームが
上がるので、中程度の音量でもボックスを損傷する恐れがあります。このようなボリュームの上げ過
ぎは明らかに測定可能で耳に聞き取れるひずみを起こし、スピーカーにとって致命的です。
したがって、ボリュームを調整の場合にはひずみにはくれぐれもご注意ください。そして、ひずみが
出た場合にはただちにボリュームを下げてください。大きい音量を好まれる方は、アンプが、少なく
ともボックスが堪えられるだけの出力パワーに抑えるよう、ご注意ください。
一般には…
アンプ、チューナー、およびCDプレイヤーは、低価格の製品に限らず、耳には聞こえないような、
高周波の振動を再生することがあります。お持ちの高音用スピーカーが低い、または中程度のボリュ
ームで音が出なくなることがございましたら、専門の技術者に点検してもらってください。
お手入れ