f)
本体を使用する際、 腕は軽く曲げた状態にしてくだ
さい (決して腕をピンと伸ばして突っ張らないよう
にしてください)。 痛みあるいはその他の不快感を
感じた場合は、 直ちに使用を中止してください。
1.1.4 DX ファスニング装置の慎重な取扱いおよび使用
a)
用途に合った工具をご使用ください。 本体を本来
の目的以外には使用しないでください。 必ず、 指
示にしたがい、 不具合のない状態で使用してくださ
い。
b)
本体は必ず両手でグリップを掴んで確実に保持して
ください。 本体は、エクステンションの保護されて
いないメタルバーに固定しないでください。
これ
は、 本体の機能障害の原因となることがあります。
c)
本体は作業面に対して垂直に押し付けてください。
d)
空包やネイルを装填してある本体は、 決して放置し
ないようにしてください。
e)
清掃や修理、 点検をする時、 休憩に入る時、 ある
いは保管する時には、 必ず事前に空包およびネイル
を取り出してください。
f)
本体とアクセサリーに不具合がないか点検してくだ
さい。 本体を続けて使用する前に、 安全装置およ
びわずかな損耗のあるパーツについて、 作業に影響
を及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できるこ
とを確認する必要があります。 可動部分がスムーズ
に回転し、 動きに硬さがないか、 あるいはパーツ
に不具合がないか点検してください。 使用するパー
ツがしっかりと固定されて、 本体が支障なく作動す
るための条件が整っているか確認してください。
安全装置やパーツに不具合があり、 取扱説明書に解
決方法が明記されていない場合は、 弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店 ・ 販売店に適切な修理/交換
を依頼してください。
g)
打鋲する際には、 母材に対して本体を常に直角に
保つようにしてください。 それによりネイルが母
材からそれて打鋲されるのを防止できます。
h)
ファスナーは決して再使用してはなりません。
i)
打ち込まれたファスナーに再度打鋲し直すと、 ファ
スナーが折れたり、 噛むことがありますので止めて
ください。
j)
一度使用した穴に打鋲しないでください。 ただし、
ヒルティにより指定されている場合を除きます。
k)
常に、 母材の最小厚、 ファスニング距離および必要
な端部までの距離などのファスニングガイドライン
を遵守してください。
l)
可能な限り、 破片ガードを使用してください。
m)
ファスナーガイドを手で引き戻さないでください。
場合によっては本体が打鋲可能状態になることがあ
ります。 打鋲可能状態になると、 身体部分に鋲が
打ち込まれる恐れがあります。
n)
本体が熱いうちは、 決して分解しないでください。
o)
各国の関連法律、 特に事故防止規定に注意してくだ
さい。
1.1.5 作業場の安全確保
a)
作業場の採光に十分配慮してください。
b)
本体を使用する場合は必ず作業場の通気を良くして
ください。
c)
打鋲にふさわしくない母材には、 決して打鋲し
ないでください。
溶接した鋼材や鋳物などの
固すぎる母材。 木材や石膏などの柔らかすぎる母
材。 ガラスやタイルなどの割れやすい母材。 その
他の打鋲にふさわしくない母材としては、 次のよう
なものがあります : ガラス、 大理石、 プラスチッ
ク、 青銅、 真鍮、 銅、 自然石、 断熱材、 中空ブ
ロック、 化粧タイル、 薄い金属板 (< 4 mm) およ
び気泡コンクリート。 これらの母材に打鋲すると、
ファスナーが折れたり、 欠けたり、 貫通する恐れが
あります。
d)
本体は、 12 mm(1/2 インチ) 以上の防火層のあ
る母材では使用しないでください。
防火層のあ
る母材で本体を使用すると、 本体の機能障害の原
因となることがあります。
e)
ファスナーを打鋲する前に、 作業場の後方に人がい
ないことを確認してください。
f)
作業場の整理整頓に心がけてください。 事故の原
因となり得る危険物は作業区域から取り除いておい
てください。
作業場が整理整頓されていないと、
事故を引き起こすことがあります。
g)
ハンドルとグリップは、 乾燥した清潔な状態に保
ち、 オイルやグリスの付着がないようにしてくださ
い。
h)
滑り止めのついた履き物を着用してください。
i)
周囲状況を考慮してください。 本体に雨や雪があた
らないようにしてください。 火災や爆発の恐れがあ
るような状況では、 本体を使用しないでください。
1.1.6 機械的な危険性に対する安全対策
a)
正しいファスナーガイド/ファスナーの組み合わ
せを選択してください。
組合せを間違えますと、
ファスニング品質に影響が及ぶだけでなく、 怪我を
負ったり、 本体が重大な損傷を受けることがありま
す。
b)
本体用として認可されたヒルティ純正のファスナー
のみを使用してください。
c)
摩耗あるいは損傷したピストンあるいはピストンブ
レーキは使用しないでください。 ピストンを改造し
ないでください。
1.1.7 熱の危険性に対する安全対策
a)
本体が過度に熱くなった場合には、 冷ましてくださ
い。
b)
本体がまだ冷めていないうちに作業を行う必要があ
る場合は、 必ず保護手袋を着用してください。
c)
プラスチックの空包ストリップが溶け始めた場合
は、 本体を冷ましてください。
ja
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Printed: 17.04.2014 | Doc-Nr: PUB / 5069829 / 000 / 03
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