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8.3 LiIon バッテリーパックの手入れ
湿気が入らないようにしてください。
はじめてお使いになる前にはバッテリーパックをフル充電してく
ださい。
バッテリーパックを最大寿命で使用できるように、 本体のパワー
が著しく低下したら直ちに放電を中止してください。
注意事項
本体をさらに使用し続けると、 セルの損傷に至る前に放電が自動
的に止まり、 バッテリーパックの LED 1 が点滅します。
バッテリーパックは LiIon バッテリーパック用に許可されたヒル
ティ充電器で充電してください。
注意事項
– NiCd または NiMH の場合のようなバッテリーパックのコン
ディショニングは必要ありません。
– 充電を中断しても、 バッテリーパックの寿命に影響はありま
せん。
– バッテリーの寿命に影響を及ぼすことなく、 いつでも充電
を開始することができます。 NiCd または NiMH の場合のよ
うなメモリー効果はありません。
– バッテリーパックはフル充電した状態でできるだけ涼しく
て乾燥した場所に保管するのが最適です。 周囲温度が高い場
所 (窓際) にバッテリーパックを保管すると、 バッテリー
パックの寿命に影響が出て、セルの自己放電率が上昇します。
– バッテリーパックが完全に充電できなくなった場合は、 劣
化や過負荷で容量が低下しています。 このバッテリーパック
で作業を続けることはまだ可能ですが、 適当な時期にバッテ
リーパックを新品と交換してください。
8.4 保守
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリストのみ
ができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装置が支
障なく作動するか確認してください。 パーツが損傷していた
り、 装置が正しく作動しない場合は、 本体を使用しないでくださ
い。 修理が必要な際は、 弊社営業担当またはヒルティ代理店 ・
販売店にご連絡ください。
8.5 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後は、 全ての安全機構が装着さ
れ、 正常に作動していることを確認しなければなりません。
9 故障かな? と思った時
症状
考えられる原因
処置
本体が始動しな
い。
バッテリーパックが
正しくロックされて
いないか、 あるい
はバッテリーパック
の放電。
バッテリーパックを
カチッカチッとロッ
ク音がするまで挿
入するか、 あるい
はバッテリーパック
を充電する。
電気的故障。
本体からバッテリー
パックを取り外し、
ヒルティサービスセ
ンターに連絡する。
本体が作動せず、
LED 1 が点滅す
る。
バッテリーパック
の放電。
バッテリーパック
を交換し、 空のバッ
テリーパックを充
電する。
バッテリーパック
の温度が高すぎる、
または低すぎる。
バッテリーパック
を推奨運転温度まで
冷やす/暖める。
オン/オフスイッ
チが押せない、
あるいは動かな
い。
正逆回転スイッチ
が中立位置 (トラ
ンスポートロック位
置)。
正逆回転スイッチを
左または右へ押す。
バッテリーパック
の消耗が通常より
も早い。
バッテリーパック
の状態が好ましくな
い。
ヒルティサービス
センターで診断する
か、 またはバッテ
リーパックを交換す
る。
Printed: 30.09.2013 | Doc-Nr: PUB / 5152675 / 000 / 01