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はじめに
このたびは、
HIOKI
”
9021-01
サーミスタ温度プローブ
”をご
選定いただき、誠にありがとうございます。この製品を十分に
ご活用いただき、末長くご使用いただくためにも、取扱説明書
はていねいに扱い、いつもお手元に置いてご使用ください。
点検
本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常または破損
がないか点検してからご使用ください。万一、破損あるいは仕
様どおり動作しない場合は、お買上店(代理店)か最寄りの営
業所にご連絡ください。
本器は、各種実験や空調関係の温度チェックに便利なサーミス
タ温度プローブです。
この取扱説明書には本器を安全に操作し、安全な状態に保つの
に要する情報や注意事項が記載されています。本器を使用する
前に次の安全に関する事項をよくお読みください。
安全記号
取扱説明書の注意事項には、重要度に応じて次の表記がされて
います。
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分にご活
用いただくために、次の注意事項をお守りください。
故障と思われるときは、リードの断線を確認してから、お買上
店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
9021-01
サーミスタ温度プローブ
THERMISTOR TEMPERATURE PROBE
取扱説明書 /
Instruction Manual
2009 年 3 月 改訂 4 版 Printed in Japan
9021A980-04 09-03H
保 証 書
本製品は、弊社の厳密なる検査を経て合格した製品をお届けした物です。
万一ご使用中に故障が発生した場合は、お買い求め先にご連絡ください。本書
の記載内容で無償修理をさせていただきます。
また、製品の使用による損失に
ついては、購入金額までの支払いとさせていただきます。なお、
保証期間は購
入日より1年間です。購入日が不明の場合は、製品の製造月から1年を目安と
します。
ご連絡の際は、本書を提示してください。
また、確度については、明示された確度保証期間によります。
お客様 ご住所
:
〒
ご芳名
:
*お客様へのお願い
•
保証書の再発行はいたしませんので、大切に保管してください。
•
「形名、製造番号、購入日」およびお客様「ご住所、ご芳名」は恐れ入りま
すが、お客様にて記入していただきますようお願いいたします。
1.
取扱説明書
•
本体注意ラベル(刻印を含む)等の注意事項にしたがった正常
な使用状態で保証期間内に故障した場合には、無償修理いたします。また、
製造後一定期間を経過したものおよび部品の生産中止、不測の事態の発生
等により修理不可能となった場合は、修理、校正等を辞退する場合がござ
います。
2.
保証期間内でも、次の場合には保証の対象外とさせていただきます。
-1.
製品を使用した結果生じる被測定物の、二次的、三次的な損傷、被害
-2.
製品の測定結果がもたらす二次的、三次的な損傷、被害
-3.
取扱説明書に基づかない不適当な取り扱い、または使用による故障
-4.
弊社以外による修理や改造による故障および損傷
-5.
取扱説明書に明示されたものを含む部品の消耗
-6.
お買い上げ後の輸送、落下等による故障および損傷
-7.
外観上の変化 (筐体のキズ等)
-8.
火災、風水害、地震、落雷、電源異常 (電圧、周波数等)、戦争・暴動行
為、放射能汚染およびその他天災地変等の不可抗力による故障および損傷
-9.
保証書の提出が無い場合
-10.
その他弊社の責任とみなされない故障
-11.
特殊な用途(宇宙用機器、航空用機器、原子力用機器、生命に関わる医療
用機器及び車輌制御機器等)に組み込んで使用する場合で、前もってその
旨を連絡いただかない場合
3.
本保証書は日本国内のみ有効です。
(
This warranty is valid only in Japan.)
サービス記録
形名
9021-01
製造番号
保証期間
購入日
年
月より
1
年間
年月日
サービス内容
〒
386-1192
長野県上田市小泉81
TEL
0268-28-0555
FAX
0268-28-0559
06-03
概要
安全について
使用者は、取扱説明書内の
マークのあるところは、必
ず読み注意する必要があることを示します。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷につな
がる可能性があることを意味します。
製品性能および操作上でのアドバイスを意味します。
ご使用にあたっての注意
•
プローブの被覆が破れたり、金属が露出していない
か、使用する前に確認してください。損傷がある場合
は、感電事故になるので、お買上店(代理店)か最寄
りの営業所にご連絡ください。
•
電圧がかかっている箇所の温度測定はしないでくだ
さい。短絡事故や感電事故になります。
• -10°C
以下または
50°C
以上の測定は、金属部先端で行い、柄
およびコードを測定温度中にさらさないように注意してくだ
さい。
•
ゼロアジャストは抵抗測定とまったく同じ方法でも行えま
す。また、測定中に誤ってゼロアジャストを動かした場合に
は、抵抗測定と同様、ゼロアジャストをやり直してください。
•
温度プローブの応答時間は、測定場所の熱容量、比熱等によ
り変化します。空気温度の測定は空気の比熱が非常に小さい
ため長時間かかります。
各部の名称
使用方法
1.
テスタまたはクランプ電流計のレンジを
TEMP
に設定しま
す。
2.
テスタの場合は+-端子のどちらか一方に、クランプ電流
計の場合は
Ω
端子のどちらか一方に網線プラグを、もう一
方の端子に黒リードプラグを差し込みますと指針が振れ
ます。
3.
0
Ω
ADJ
つまみを回して
Ω
目盛の
0
目盛上に指針を合わせ
ます。
4.
調整が終わりましたら、黒リードプラグを抜いて赤リード
プラグを差し込み、
TEMP°C
目盛の指示を読み取ります。
指針の振れが完全に止まってから読み取ってください。
仕様
温度測定範囲
-50
~
200°C
保守・サービス
輸送中に破損しないように梱包し、故障内容も書き添えてくだ
さい。輸送中の破損については保証しかねます。
黒リードプラグ
赤リードプラグ
網線プラグ
Memo