CODE:GZ0000333505A
January, 2017
© 2017 HORIBA Advanced Techno Co., Ltd.
〒
601-8306
京都市南区吉祥院宮の西町
31
番地
http://www.horiba-adt.jp
製品に関する技術的なお問い合わせやご相談は、
カスタマーサポートセンターまでお願いいたします。
フリーダイヤル
0120-37-6045
受付時間
9:00
~
12:00
、
13:00
~
17:00
(祝祭日を除く月曜日~金曜日)
pH
電極
9630-10D
取扱説明書
本書は
pH
電極
9630-10D
を取り扱う方を対象に書かれてい
ます。ご使用になる前に本書を必ずお読みください。
使用上の注意
安全のための注意
取り扱い上の注意
電極をものにぶつけたりしないでください。
電極にひびや割れがあると測定できません。新しい電極
に交換してください。
電極のコネクタ部に水やサンプルが付いたり、汚れた手
で触れたりしないようにしてください。正確な測定がで
きません。
比較電極の内部液には必ず
3.33 mol/L-KCl
溶液(形式
300
)を使用してください。
電極の
pH
応答ガラス膜や液絡部の汚れがひどく、純水
(またはイオン交換水)で洗っても落ちない場合、汚れ
の状況に応じて洗浄を行ってください(「電極の保守」
。
0.1 mol/L
以上の濃度の酸やアルカリ下で連続して使用
しないでください。電極性能が損なわれたり、寿命を短
くするおそれがあります。
フッ酸はガラス電極を侵すため、フッ酸を含んだ溶液の
測定は行わないでください。
50°C
以上の温度差があるサンプルに、電極を急に浸けな
いでください。ガラスが破損することがあります。
ガラス応答膜内部に塩化銀が析出することがあります
が、性能上問題はありません。
電極の使用温度範囲外では使わないでください。電極が
破損するおそれがあります。
電極の保管後に保護キャップや内部液補充口に白い結
晶が付着していることがありますが、性能上問題はあり
ません。
電極を廃棄するときは、各地方自治体の指示に従ってく
ださい。
内容物
注 意
薬品注意
電極の内部液は高濃度の塩化カリウム(
3.33 mol/L-KCl
)を使用
しています。内部液が手や皮膚に付いた場合はただちに水洗いし
てください。万一、目に入った場合はすみやかに大量の流水で
洗った後、医師の処置を受けてください。
切り傷注意
ガラスの破片でけがをします。電極の支持管および先端はガラス
でできています。割らないように注意してください。
品名
数量
電極
9630-10D
1
本
取扱説明書
1
部
仕様と各部の名称
各部の名称
仕様
注
記
ボディ材質はプラスチックです。有機溶媒系(アセトン、トルエン
など)のサンプルには使わないでください。
製品形式
9630-10D
使用
pH
範囲
pH 0
~
14
95%
応答時間
*1
60
秒以内
使用温度範囲
0
~
100°C
(没水測定時
0
~
50°C
)
保管温度範囲
0
~
50°C
内部電極
銀
/
塩化銀
比較電極内部液
3.33 mol/L-KCl
溶液(形式
300
)
液絡部材質
多孔性セラミック
接液部材質
ガラス、シリコンゴム、セラミック、ポリ
サルフォン、ポリオレフィン、ポリアミド
電極長さ
150 mm
接液部外径
16 mm
液絡部高さ
約
15 mm
(電極先端からの位置)
リード長さ
1 m
最大没水深さ
1 m
*1
:
pH 4
の標準液を基準として測定後、サンプルを測定
した
10
分後の値を
100%
の応答値としたとき、
95%
の応答値に達するまでの時間。
95%
応答時間の測定は以下の条件を満たすこと。
・応答時間確認時に初めて
pH
電極を使用すること
・応答時間確認前に電極洗浄液(形式
230
)を使
って
pH
電極のコンディショニングをすること
・
pH 6.8
~
7.6
、
電気伝導率
100
~
300
μ
S/cm
の範
囲内の水道水を測定すること