通気筐体
通気筐体は、調整された(増幅
した)周波数より上の周波数で
は密閉型筐体と同様に作動しま
す。増幅(通気孔によって決定
される)時には、通気孔が大部
分のサウンドを生み出します。
通気孔内部で空気が振動してい
る間、サブウーファー・コーン
はほぼ静止しています。これに
より、増幅時および増幅値を超
えた高いレベルの機械的許容入
力が実現しますが、増幅値以下
では機械的許容入力は低下しま
す。サブウーファー・コーンお
よびボイス・コイルは増幅時には
あまり動かないので、ボイス・コ
イルの周りの空気の流れは最小
になり、増幅時には熱許容入力
がわずかに減少します。
通気筐体は、最低オクターブ(
40Hz
未満)でのサウンド出力を犠牲
にして、
40H
z〜
60Hz
の範囲で
より良い効率を実現しています。
通気筐体には、超低周波音フィ
ル タ ー の 使 用 が お 勧 め で す 。
Club
(レファレンス)シリ
ーズ・サブウーファーのための
最適な通気筐体は最適な密閉型
筐体よりも大きいのです。
詳細な筐体寸法の必要条件を知
るために、付属するデータシー
トをご覧ください。
通気筐体のパフォーマンスの長所
•
最適な通気筐体は
40Hz
〜
60Hz
の範囲では、最適な密閉型筐体
よりもより効率が良く、高出力
になっています。
•
最適な通気筐体は最適な密閉型
筐体よりも優れた低音感覚を実
現します。
•
最適な通気筐体内の
WS1000
また
は
WS1200
サブウーファーは、最
適な密閉型筐体内よりも、一定
の音響出力(筐体の増幅周波数
に至るまで)を実現するための
アンプ出力をあまり必要としま
せん。
バンドパス筐体
バンドパス筐体は、限られた周
波数帯で、どんなアンプとサブ
ウーファーの組み合わせでも最
高の出力を実現できますが、出
力が増大すると音の正確性が犠
牲になります。バンドパス筐体
は、密閉型または通気筐体を組
み合わせており、サブウーファ
ーがサウンドを出力する通気チ
ェンバーと共にサブウーファー
を収納します。通気チェンバー
は、サブウーファー出力で高周
波数を減衰させるアコースティ
ック・ローパス・フィルターの
役目を果たします。高周波数の
減衰により、アンプやスピーカ
ーの歪みがほとんど聞こえなく
なります。結果として、サブウ
ーファーが損傷を受ける危険が
ある時点を断定できなくなる可
能性があります。
詳細な筐体寸法の必要条件を知
るために、付属するデータシー
トをご覧ください。
バンドパス筐体のパフォーマン
スの長所
•
最適なバンドパス筐体は限られ
た帯域幅で、他のタイプの最適
な筐体よりもより高出力を実現
します。
バンドパス筐体のパフォーマン
スの妥協点
•
バンドパス筐体は音の正確性を犠
牲にして高出力を実現します。
•
最適なバンドパス筐体は、他の
タイプの最適な筐体よりも帯域
幅がより限られています。
•
筐体のローパス・フィルター特性
により、サブウーファーが損傷を
受ける危険がある場合、聞こえに
くくなる可能性があります。
• 最適なバンドパス筐体はたいて
い最適な通気筐体より大きいの
です。
バンドパス筐体の構造
バンドパス筐体の構造は通気孔
ボックスの構造より複雑で、通
気筐体と同様に、通気孔部の設
計特徴には注意深く従わなくて
はなりません。(密閉部は、小
型の設計と構造の変更がより容
易になっています。)幸運なこ
とに、ほぼどんなサブウーファ
ーからでも、可能な最高出力を
引き出すように設計された、多
くの組み立て式のバンドパス筐
体があります。バンドパス筐体
を手に入れる必要がある場合、
組み立て式のバンドパス筐体を
強くお勧めします。自分でバン
ドパス筐体を組み立てる選択をし
た場合、中密度のファイバー・ボ
ード(
MDF
)、接着剤、ねじを
使用して筐体を組み立て、全接
合部がシリコン・コルクで密閉
されていることをお確かめくだ
さい。
(インフィニティ)の
推奨
バンドパス筐体は、音の正確性に
関係なく、高い音圧レベルを求め
る音楽ファンの方にのみお勧めし
ます。高い音圧レベル「と」卓越
したバス・サウンドを求めている
場合、代わりに通気筐体を選ぶこ
とをお勧めします。
通気筐体のパフォーマンスの妥
協点
•
最低オクターブ(
40Hz
以下)で
の出力の低下
•
筐体の増幅周波数以下の機械的許
容入力の低下。筐体の増幅周波数
以下でサブウーファーのオーバー
ドライブの可能性を減らすために
、超低周波音電子フィルターの使
用を強くお勧めします。
•
最適な通気筐体は、常に最適な密
閉型筐体よりも大きくなります。
通気筐体の構造
通気筐体の構造は密閉型筐体の
構造より複雑です。筐体の体積
とポートの寸法は、サブウーフ
ァーの物理的および電気機械的
特性を備えた特別な関係にあり、
推奨される筐体の体積とポートの
特性は厳しく守る必要がありま
す。密閉型筐体と同様に、中密度
のファイバー・ボード(
MDF
)
を使用してください。接着してね
じを締め、シリコン・コルクで全
接合部を密閉してください。
(インフィニティ)の
推奨
通気筐体に入った
WS1000
と
WS1200
サブウーファーは強調され
た低音域レスポンスを好み、サ
ブウーファー筐体に割ける貨物
スペースが十分あり、サブウー
ファーの駆動にあまりパワフルで
ないアンプを使うオーディオ・フ
ァンにお勧めします。最適なパ
フォーマンスを確実にするため
に、同梱の技術仕様シートに記
載されている体積とポートの寸
法には正確に従わなくてはなり
ません。
CLUB SUBWOOFERS
WS1000
と
WS1200
JP
JBL
JBL