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132 M-5276-559C
EZ S
TEER
®
T
HERMO
C
OOL
®
NAV
診断/焼灼ディフレクタブルチップカテーテル
•
消毒 エチレンオキサイドにより消毒済み。
•
単回使用に限ります。
•
再滅菌しないでください。
•
包装が開封、破損している場合は、使用しないでください。
器具の説明
Biosense Webster EZ S
TEER
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T
HERMO
C
OOL
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NAV
診断/焼灼ディフレクタブルチッ
プカテーテルは、多電極ルミナルカテーテルであり、心臓の電気生理学的マッピングを実施する
と共に、焼灼のためにカテーテルの先端電極へ高周波 (RF) 電流を送るように設計されていま
す。カテーテルのシャフトは
7.5 F
で、
8 F
の電極リングが付いています。本カテーテルで焼灼
を行うには、RF ジェネレータおよび対極板(不関電極)と共に使用します。
高トルクのシャフトと双方向に屈曲する先端部で構成され、先端部に配列されたつのプラチナ
電極には、
3.5 mm
の先端ドームが含まれます。すべての電極は、記録および刺激する目的
で使用することができます。チップ電極は、高周波電流を RF ジェネレータから標的とする焼灼
部位へ通電する役目があります。チップ電極およびリング電極は、白金・イリジウム合金製す。
カテーテルは、
3.5 mm
の先端電極に組み込まれた熱電対と連動しています。ロッカーレバー
は、先端を偏向するために使用されます。高トルクのシャフトを使っても、先端の屈曲面が回
転し、カテーテル先端を標的部位に簡単かつ正確に留置することができます。さらに、さまざま
なカーブの種類が対称または非対称の組み合わせで使用可能で、
2
つの
180
゚ 対称で単一
の滑らかなカーブを提 供します。現在、
EZ S
TEER
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HERMO
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OOL
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NAV
診断/焼灼ディ
フレクタブル チップカテーテルに使用可能なカーブには、
DD
、
FF
、
JJ
、
JF
、 および
FD
があり
ます。
カテーテルの近位端に、標準ルアーフィッティングを使用した生理食塩液注入ポートがあり、こ
こでオープンルーメンが終わります。生理食塩液ポートか ら、チップ電極にイリゲーションする生
理食塩液を注入できます。焼灼中、ヘパリン化生理食塩水はカテーテルの内部内腔を経由
して先端電極を通り、焼灼部位および電極の末端に注入して冷やします。イリゲーションポン
プは、生理食塩液のイリゲーションをコントロールするために使用します。このカテーテルは、適
切なコネクタと付属の延長ケーブルを介して、標準の記録装置および互換性のある RFジェネ
レータと接続します。
このカテーテルには、チップ電極に位置センサーが内蔵されており、
C
ARTO
®
EP
ナビゲーション
システムへ位置情報を送信します。 ロケーションリファレ ンスの位置を決めるためには、適切な
リファレンス装置が必要です。マッピングでの使用、適切なリファレンス装置の情報、および
C
ARTO
®
EP
ナビゲーショ ンシステムの操作に関する詳細記述については、
C
ARTO
®
EP
ナビゲーシ ョンシステムのユーザー マニュアルを参照して下さい。
適応および使用方法
Biosense Webster EZ S
TEER
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HERMO
C
OOL
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診断/焼灼ディフレクタブ ルチップ
カテ ーテルおよび関連付属品は、カテーテルベースの心臓電気生理学的マッピング(刺激およ
び記録)用であり、高周波ジェネレータと一緒に使用する場合は心臓焼灼用です。
EZ S
TEER
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HERMO
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OOL
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診断/焼灼ディフレクタブルチップカテーテルは、
C
ARTO
®
EP
ナビゲーションシステムと使用する場合、位置情報が提供されます。
禁忌
以下の場合、本品を使用しないで下さい:
1.
患者が心室切開術または心房切開術を行って
8
週間以内の場合、最近受けた手術
が穿孔の危険性を高める可能性があります。
2.
粘液腫または心臓内血栓を有する患者は、カテーテルが塞栓を引き起こす可能性があ
ります。
3.
人工弁を使用している患者は、カテーテルが人工器官を損傷することがあります。
4.
冠状動脈管構造では、冠状動脈を損傷する危険があるためです。
5.
全身性活動性感染症に罹患している患者は、心臓感染症の危険性を高めます。
6.
心房間バッフルまたはパッチのある患者への経中隔的アプローチは、開口部がなかなか
治らず、医原性の心房短絡を生成してしまうからです。
7.
大動脈弁置換術を受けた患者に対する大動脈からの逆行性アプローチ。
警告および使用上の注意
1.
温度センサーを組織温度のモニター用に使用しないでください。カテーテル先端部の温
度センサーは、電極の生理食塩液イリゲーションによる冷却効果により、電極-組織界
面または組織の温度を反映しません。
RF
ジェネレータに表示される温度は、組織の温
度ではなく、冷却されている電極の温度です。温度センサーは、イリゲーション量が適切
であることを確認するために使用します。
RF
電流の通電開始前に、電極温度の低下に
より焼灼電極の生理食塩液イリゲーションを確認できます。
RF
通電中に電極からの温
度をモニターすることにより、イリゲーション量が維持されていることを確認できます。
2.
取扱説明書に指定された電力滴定手順に従うことが重要です。焼灼中に急激に出力
を上げると、蒸気ポップにより穿孔することがあります
。
3.
このカテーテルが偶発的に弁を通過した場合、患者の人工三尖弁が損傷することがあり
ます。
4.
以前に心房粗動焼灼処置を受けた患者は、このカテーテルシステムの使用に際し、穿
孔および
/
または心のう液貯留のリスクが高いことがあります。
5.
医療機関の手順に従い、体液過剰にならないように、術中に患者の体液バランスを監
視してください。患者の中には、体液過剰に対処する能力を低減させる要素を持ってい
るため、術中または術後に肺水腫や心不全を起こしやすくなる人もいます。鬱血性心
不全または腎不全の患者、および高齢者に特にその傾向が強くあります。術前に患者
の体液過剰のリスクを把握しておいてください。
6.
カテーテルは、電極温度が
50
゚
C
を超えた場合の安全性は証明されていません。
7.
植込み型ペースメーカおよび植込み型除細動器
(ICDs)
は、
RF
電流によ
り有害な影
響を受ける可能性があります。
焼灼中は体外式一時ペーシング
装置および除細動装
置を備えておくこと、および、一時的に体外式ペーシング用装置を再プログラムして出力
を最小出力または
OFF
モードにし不適切なペーシングの危険性を最小化にすること重
要です。心房又は心室の恒久的リードの付近で焼灼を行う場合は、細心の注意払い
ます。焼灼中は
ICD
を
OFF
モードにしておく。
さらに、焼灼後はすべての患者に対して
植
込み装置の十分な分析を行
います。
8.
中隔副伝導路を焼灼中の患者は、恒久ペースメーカーの植込みが必要となる完全
房室ブロックのリスクがあります。
RF
焼灼の結果として、
不慮の完全房室ブロックを起
こした患者は、恒久ペースメーカーが必要になる場合があります。
9.
大動脈を超えてのアプローチ中、冠動脈血管系に焼灼カテーテルを留置するのを避ける
ため、適切な
X
線透視が必要です。冠動脈内における焼灼
カテーテル留置、
RF
エネ
ルギーの適用、または両方について、
心筋梗塞との関連性があります。
10.
術中は
X
線曝露を最小限にしてください。カテーテル焼灼術には、
相当量の
X
線被曝
の可能性があり、
X
線強度と透視撮影時間によっては患者
および医療従事者の両方
に対して、身体的および遺伝的影響のリスクを高めるだけでなく、急性の放射線障害を
及ぼす可能性があります。カテーテル焼灼は、手技に関連する
X
線被曝の可能性に対
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