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ミード双眼鏡の適切な取り扱いと手入れの方法
ミードED双眼鏡をお買い上げいただき、ありがとうございます。新
しいミードED双眼鏡には、最高の鑑賞を楽しむための最適なパフォ
ーマンスを提供する珍しい超低分散(ED)ガラスが装備されていま
す。ミードのEDオプティクスは、カラーフリンジが実質的にゼロ
で、より明るい画像の視界を提供します。
投資を保護し、ミード双眼鏡の多数の機能を長い期間にわたって十
分にご利用いただくために、この使用説明書をお読みになって、適
切な使用と取り扱いについてご確認ください。
ミード双眼鏡の概要
観察をお楽しみいただくために、新しいミード双眼鏡の使用方法に
ついて確認してください。
眼鏡をかけたまま物体を見るときに最良の結果を得るには、ゴム製
のアイカップをひねり、眼鏡に当てて置きます。
アイピースの調節
目の間の距離は通常、個人ごとに異なります。この距離は瞳孔間距
離(IPD)と呼ばれます。個人に合ったIPDに調節することは、ミー
ド双眼鏡を適切に使用する上で重要なステップとなります。
1. 両手で鏡胴をしっかりと持ち、双眼鏡を通常の観察に使用す
る顔の位置に固定します。
2. 両目で単一の円いフィールドが見えるまで、鏡胴を閉じたり
開いたりします。
双眼鏡のピント合わせ
1. 視度調節リング(図を参照)をゼロに設定します。
注:CanyonView EDシリーズなどの一部の双眼鏡モデルでは、
右のゴム製アイカップの下に視度調整機能が備えられていま
す。MasterClass Pro EDシリーズなどの他のモデルでは、中
央のフォーカスホイールの前に中央に位置する視度調整が備
えられています。
2.
約30m離れた所にある物体を
見ます。
3. レンズ カバーまたは手で
右の対物レンズを覆い、左
目で物体を見ます。
4. 左目で見ている物体がはっ
きりと見えるまで、ピント
合わせリングを回します。
はっきりと見えたら、物体
にピントが合っています。
5. レンズ
カバー(または
手)を右の対物レンズから
離して、左の対物レンズを
覆い、右目のみで物体を見
ます。
6. 物体を見ながら、右目で見
ている物体がはっきりと見
えるまで、視度調節リング
を回します。はっきりと見
えたら、物体にピントが合
っています。
7. このようにして、ピント合
わせリングを簡単に回すだ
けで、遠方または直近の物
体にピントを合わせること
ができます。
防水/霧モデル
一部のミード双眼鏡では、内部の防露対策のほか、湿気、塵からの
保護を提供します。防水/霧モデルの双眼鏡は窒素ガスが充填され
ており、内部の湿気や空気をすべて排除します。どのような天候
にも対応する完全保護のために「Oリング」で密封されています。
キャリーケースの使用
キャリーケースは、ミード双眼鏡を保管するのに最適で、野外での
使用時に理想的です。付属のショルダーストラップには、ケースの
上部のDリングに取り付けるクイックリリースバックルが付いてい
ます。このストラップを使用すると、首や肩に掛けて双眼鏡を持ち
運ぶことができるので、短期間の使用に最適です。キャリーケース
が快適な位置になるように、ショルダーストラップを取り付けてス
トラップの長さを調整します。
ミードED双眼鏡には、双眼鏡を胸の前に取り付けるために設計され
たケースハーネスが含まれており、長期間の持ち運びが快適になり
ます。キャリーケースハーネスを使用するには、2つのクイックリ
リースバックルを所定の位置にカチッとはめ込んでキャリーケース
の上部に取り付けます。次に、接続されたストラップに頭を通しま
す。肩に下部ストラップを付けた状態で、下部のクイックリリース
バックルをキャリーケースの底部に取り付けます。キャリーケース
が所定の位置に固定され、最も快適な場所に収まるまで4つのケー
スストラップを調整します。ユーザーにより、ケースを胸の高い位
置に取り付けることを好まれる場合と、腰に近い低い位置を好まれ
る場合とがあります。ストラップがしっかりと固定されるまでスト
ラップを締めます。双眼鏡に容易にアクセスできて、またケースに
保管されている時には邪魔になりません。
手入れと掃除
ミード双眼鏡は、凸凹した場所でも使用できるように設計されてい
ます。次の簡単なガイドラインに従えば、長年にわたってミード双
眼鏡の最適なパフォーマンスが得られます。
1. 双眼鏡のレンズをきれいに保ち、水分や汚れが付着しないよ
うにしてください。
2. 使用しない時には、双眼鏡を直射日光に長期間当てないでく
ださい(車内のダッシュボードの上に放置したりしないこ
と)。
3. 双眼鏡は乾燥した涼しい場所に保管してください。双眼鏡は
常に携帯用ケースに収納し、ゴム見口を「上」に向けて置い
てください。
4. 双眼鏡は精密機器です。慎重にお取り扱いください。双眼鏡
警告! 決して、ミード®双眼鏡を使
って太陽を見てはいけません!
太
陽 ま た は 太 陽 の 周 囲 を 見 る と 、 目
に 瞬 時 に 回 復 不 能 な 損 傷 が 発 生 し
ます。目の損傷は痛みのないことが多いた
め、目の異変に気づく頃には手遅れの場合
が あ り ま す 。 双 眼 鏡 を 太 陽 、 ま た は 太 陽
の 周 囲 に 向 け な い で く だ さ い 。 子 供 は 常
に大人の監視のもとで使用してください。
センター視度調整
右視度調整
ポロプリズム式
1. アイピース(接眼)レ
ンズ
2. 瞳孔間距離(IPD)
3. 視度調節リング
(右または中央に取り
付け)
4. ゴム見口
5. ピント合わせリング
6. 対物レンズ
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