5) 全般の機能に関わる注意事項
● Serial Number、Product ID が消失された場合の対処について
Serial Number、Product IDが消失された場合、以下の手順にて復旧することができます。
(1) 装置の電源を切り、電源コードをコンセントから外します。
(2) 30秒以上経過したのち、電源コードをコンセントに接続します。
(3) POWERスイッチで装置の電源をONにします。
(4) サーバーが起動し、POST画面が表示されます。
(5) <F9>キーを押してシステムユーティリティを起動します。もし、システムユーティリティが起動できない
状態になっている場合は、「1章(7.3.3 システム設定をデフォルト値に戻す)」を参照し、システムメンテ
ナンススイッチを操作して、RBSU設定の初期化をします。
(6) システムユーティリティの「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Advanced Options
> Advanced Service Options」メニューより、Serial NumberとProduct IDの値を確認します。
(7) Serial NumberとProduct IDの値が期待する値の場合は、手順14)に進みます。
(8) Serial NumberとProduct IDの値が期待する値ではない(消失している)場合は、システムユーティリティ
から、「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Default Options」を選択
します。
(9) 「Restore Default Manufacturing Settings」を選択します。
(10) 「Yes, restore the default settings.」を選択します。
(11) 自動的に装置が再起動し、POST画面が表示されます。
(12) <F9>キーを押してシステムユーティリティを起動します。
(13) 装置のスライドタグに記載されているSerial NumberとProduct IDをシステムユーティリティの「System
Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Advanced Options > Advanced Service Options」
メニューより、設定します。
【重要】Product IDとは、『N8100-xxxxY』のような型番のことです。
(14) RBSU設定項目をデフォルト値から変更されている場合は、そのRBSU項目の確認と再設定をします。
● UPS 接続時の注意事項
UPS をシリアルポートに接続して使用する場合は、以下の設定を無効「Disabled」にしてください。
(1) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Options > Serial Port Options >
BIOS Serial Console and EMS > BIOS Serial Console Port を「Disabled」に設定してください。
(2) System Configuration > BMC Configuration Utility > Setting Options > Serial CLI Status を「Disabled」
に設定してください。
● N8103-184 SAS コントローラ ご使用時の注意事項
N8103-184 SASコントローラを使用する場合、iLO Webインターフェースの[System Information] - [Storage] -
[Storage Controller]のStatusが“不明(Unkown)”と表示される場合がありますが動作に影響はありません。
● Smart Storage Battery について
Smart Storage Batteryは、RBSUメニューなどでEnergy Packと表示されることがあります。
適宜、読み替えてください。
● EXPRESSBUILDER ヘルプについて
EXPRESSBUILDER のヘルプとメンテナンスガイドで記述が異なる場合は、メンテナンスガイドの記載を優先して
ください。