● VMware ESXiでTPMキットを使用する場合の注意事項
システム ROM のバージョンが v2.00 (02/02/2019)以降、かつ N8115-35 TPM キットが搭載されている場合 TPM Mode
(*1)は「TPM 2.0」にて、VMWare ESXi をご使用ください。
もし、TPM Mode が「TPM 1.2」に設定されている場合、稀に PSOD (Purple Screen of Death)が発生することが
あります。
(*1) 出荷時の初期設定は「TPM 2.0」です。
TPM Mode の確認および設定変更は下記メニューより確認してください。
・System Utilities > System Configuration > RBSU > Server Security > Trusted Platform Module
Options > Current TPM Type (設定確認)
> TPM Mode Switch Operation (設定変更)
● VMware ESXiを使用する場合の注意事項
ESXi 起動時の VMware vSphere の監視 > ハードウェア > システムセンサー > センサーの表示について。
(1) 下記のような Heartbeat Lost センサーの表示が『警告(黄色)』となる場合があります。
[Device] I/O Module (n) LOM_Link_P (n):Heartbeat Lost-Assert
[Device] I/O Module (n) NIC_Link_P (n):Heartbeat Lost-Assert
※n:LAN ポート番号の P1~4 を示します。
<iLO 5 ファームウェア:1.30、1.35、1.38 が適用された環境>
ESXi 起動完了後、Heartbeat Lost センサーの健全性(vCenter:ステータス)の表示が『警告(黄色)』と
なる場合、LAN ケーブルが接続されたポートは数分お待ちいただくと『警告(黄色)』から『正常(緑色)』
に遷移しますので、しばらくお待ちください。LAN ケーブルが接続されていないポートは『警告(黄色)』
を継続しますが、運用上問題ありませんのでそのままご使用ください。
なお、LAN ケーブルが接続された環境で『警告(黄色)』が表示され続けた場合は、LAN ケーブルの接続
不良の可能性が考えられますので LAN 結線等を再確認してください
<iLO 5 ファームウェア:1.40 以上が適用された環境>
ESXi 起動完了後、Heartbeat Lost センサーの健全性(vCenter:ステータス)の表示が『警告(黄色)』と
なる場合、数分お待ちいただくと『警告(黄色)』から『標準(緑色)』に遷移しますので、しばらく
お待ちください。
(2) システム ROM のバージョンが v2.16 (05/25/2020)以前の場合、非冗長 FAN 構成において ESXi 起動完了後、
下記のセンサーの健全性(vCenter:ステータス)の表示が『警告(黄色)』となる場合がありますが、ハー
ドウェアの故障を示すものではなく運用に影響ありませんので、そのまま運用いただけます。
- Cooling Unit 1 Fans
(3) ESXi 起動完了後、下記のセンサーの健全性(vCenter:ステータス)の表示が『?』となる場合があります
が、ハードウェアの故障を示すものではなく運用に影響ありませんので、そのまま運用いただけます。
- System Chassis 1 UID
● RAID監視通報方式の変更について
VMware ESXi において、N8103-189/190/191/192/193/194/195/196/201/237/238 RAID コントローラと N8103-239 OS
ブート専用 SSD ボードをご使用されている場合、RAID 監視通報は SNMP Trap による通報に変更になります。
詳細は、下記の Web サイトをご確認ください。
・NEC サポートポータル
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?&id=3140108419
14