● システムユーティリティより、Admin Passwordを設定(※1)した場合や、iLO Webインターフェースから、[ホスト
認証が必要]設定を有効(※2)に設定した場合の注意事項
(※1) iLO 5 ファームウェアバージョン:1.43 未満を適用した環境の場合が対象となります。
[System Configuration]
–
[BIOS/Platform Configuration (RBSU)]
–
[Server Security]より、Set Admin
Password オプションにてパスワードを設定する。
(※2) iLO ファームウェアバージョン:1.40 以上を適用した環境の場合が対象となります。
[Security]
–
[Access Setting]
–
[iLO]にある[ホスト認証が必要/Require Host Authentication]を
『有効』に設定する。
設定を行った場合、次に示す状況が発生します。
・アラートビューアに、“Remote Insight/Integrated Lights-Out 認証されないログイン試行検出”の
メッセージが多数表示されます。
・Starter Pack (Standard Program Package)を適用するとエラーが発生します。
また、次のサービスや機能をご利用頂けません。
・エクスプレス通報サービスにおいてハードウェア障害に関する通報
・RAID 通報サービス
・サーバ診断カルテのハードウェア診断機能
・iLO が収集するハードウェアに関するデバイス情報や設定情報の参照、およびイベントログ採取機能
● iLOの時刻についての注意事項
iLO 5ファームウェア1.45以下でiLOのSNTPの設定が無効の場合、iLOの再起動を行うとiLOの時刻がずれてしまう
場合があります。
iLO WebインターフェースにてSNTPの設定を行い、ご使用いただくことを推奨します。
iLOのSNTPの設定方法については、iLO 5ユーザーズガイドを参照してください。
● ネットワークブリッジ構成時のiLO Webインターフェースのネットワーク情報の表示について
ネットワークをブリッジ設定で構成し、iLO 5ファームウェア:2.31以上をご使用の場合、iLO Webインターフェ
ースの[Information] - [Network] - [Physical Network Adapters]に表示される内容がOS上の内容と一致しない
場合があります。ブリッジ情報の詳細は、OS上のネッワークアダプタのプロパティにてご確認ください。
● iLO WebインターフェースのUUID不正値表示について
POST (Power On Self Test)実行中にiLOの再起動を行うと、iLO Webインターフェースの[Information] - [Overview]
ページのUUID、UUID(論理)の値が稀に不正な表示となることがあります。
不正な表示となった場合は、本体装置の電源をオフ、オンしてください。
● iLO Webインターフェースのネットワーク情報の表示について
ファイバーチャネルコントローラーが実装されているシステムで、iLO Webインターフェースの言語に日本語が
選択されている場合、[システム情報] - [ネットワーク]で表示されるファイバーチャネルコントローラーの
"ポートのステータス"が『下へ』と表示されます。
これはファイバーチャネルコントローラーの接続が『ダウン』の状態であることを示しますので、読み替えて
ご利用ください。
● iLO WebインターフェースのVirtual NIC設定の注意事項
[Security] - [iLO]の“Virtual NIC”のデフォルト値は、iLO5ファームウェアのバージョンにより異なります。
BMC構成ユーティリティにて“工場出荷時のデフォルトにセット”を実施した場合は、以下をご確認ください。
(1) iLO 5ファームウェア:2.10以上 2.18以下をご使用の場合、デフォルト値は『有効(Enabled)』です。
仮想NICをサポートしていないWindows Server 2012 R2やUSB CDC-EEMドライバがインストールされていない
Windows Server 2016/2019上のデバイスマネージャーで「Virtual NIC」が警告表示される場合があります。
[Security] - [iLO]の”Virtual NIC”の設定を『無効(Disabled)』に変更してください。
(2) iLO 5ファームウェア:1.40以上 1.47以下、もしくは、2.31以上をご使用の場合、デフォルト値は『無効
(Disabled)』です。
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