● 警告表示の意味
● 警告表示
安全上のご注意
安全上の要点
使用上の注意
安全を確保する目的で直接的または間接的に人体を検出する用途
に本製品は使用できません。
人体保護用の検出装置として本製品を使用しないでください。
内部には高い電圧の部分があり、感電の恐れがあります。本体のカ
バーを開けないでください。
正しい取扱いをしなければ、この危険のために、軽傷・中程度
の傷害を負ったり万一の場合には重傷や死亡に至る恐れがあり
ます。また、同様に重大な物的損害をもたらす恐れがあります。
以下に示すような項目は安全を確保する上で必要なことですので必ず守ってください。
1.設置環境について
・引火性、爆発性ガスの環境では使用しないでください。
・操作や保守の安全を確保するため、高電圧機器や動力機器から離して設置してください。
・取付ネジは以下の規定トルクで締め付けてください。M4:1.2N・m、M2:0.15N・m
2.電源および配線について
・次のことを行うときは故障の原因になりますので、必ずカメラ本体の電源をOFFにしてください。
・ケーブルを接続、配線するとき
・コネクタを取り付けたり、取り外したりするとき
・ノードアドレス設定スイッチを設定するとき(FQ-MS12□-ECT、FQ-MS12□-M-ECTタイプのみ)
・電源の逆接続はしないでください。オープンコレクタ出力は、負荷を短絡させないでください。
・高圧線、動力線と当製品の配線は別配線としてください。同一配線あるいは同一ダクトにすると
誘導を受け、誤動作あるいは破損の原因になることがあります。
・負荷は定格以下で使用してください。
・指定した電源電圧で使用してください。
・配線は指定サイズの圧着端子を付けてください。撚り合わせただけの電線を直接電源や端子
台に接続しないでください。
・電源は、高電圧が発生しないように対策(安全超低電圧回路)されている直流電源装置から供給してください。
・システム全体で、UL認定が必要なときは、ULクラスⅡの直流電源装置をお使いください。
・本製品は他の商品と一緒にせず、単独の電源で使用してください。
3.その他
・原子力や、人命に関わる安全回路には使用しないでください。
・本製品を分解、加圧変形、焼却、修理、改造したりしないでください。
・専用のタッチファインダ(形FQ-MD)、ケーブル(形FQ-MWD、形FQ-WN、形FQ-MWN)を使用
してください。専用品以外を使用すると誤動作や故障の原因となります。
・廃棄するときは、産業廃棄物として処理してください。
・異臭がする、本体が非常に熱くなる、煙が出るなどの異常が起こった場合、すぐに使用を中止し、
電源を切った状態で当社支店・営業所までご相談ください。
・機器表面は熱くなるため、使用中は触らないでください。
製品が動作不能、誤動作、
または性能・機器への悪影響を防ぐため、以下のことを守ってください。
1.設置場所について
次のような場所には設置しないでください。
・周囲温度が定格の範囲を越える場所
・温度変化が急激な場所(結露する場所)
・相対湿度が35〜85%RHの範囲を超える場所
・腐食性ガス、可燃性ガスがある場所
・塵埃、塩分、鉄粉がある場所
・振動や衝撃が直接加わる場所
・強い外乱光(レーザ光、アーク溶接光、紫外光など)があたる場所
・直射日光があたる場所や暖房器具のそば
・水・油・化学薬品の飛沫やミスト雰囲気がある場所
・強磁界、強電界がある場所
2.電源および接続、配線について
・スイッチングレギュレータをご使用の際は、
スイッチングレギュレータのFG端子を接地してください。
・電源ラインにサージがある場合は使用環境に応じてサージアブソーバを接続してご使用ください。
・配線後は電源を投入する前に、電源の正誤、負荷短絡などの誤接続の有無、負荷電流の適否
について確認を行ってください。誤配線などで故障するおそれがあります。
3.光軸、検出範囲について
光軸中心はセンサごとにばらつくことがありますので、取付けるときは必ずタッチファインダの液晶モ
ニタ及び専用ソフトの画像表示で画像の中心と検出範囲を確認してください。
4.保守点検について
・センサやタッチファインダの清掃には、シンナー、アルコール、ベンジン、アセトン、灯油類は使用しないでください。
・撮像素子表面に、大きなゴミやホコリが付いた場合は、ブロアブラシ(カメラレンズ用)で吹き飛ばして
ください。呼気で吹き飛ばすことは避けてください。
・小さなゴミやホコリは、柔らかい布で丁寧にふきとってください。強くふくことは避けてください。キズ
がつくと、誤検出の原因になります。
5.コネクタキャップについて
ケーブルを外しているときはコネクタキャップを装着してください。装着時は固定されていることを確
認の上ご使用下さい。コネクタキャップを外すと異物侵入により誤動作するおそれがあります。
6.画素欠陥について
・本製品はCMOSイメージセンサ(受光素子)の仕様上、画素欠陥が複数存在することがあります
が、製品の欠陥や故障ではありません。
7.LED表示灯ラベルは出荷時に保護シートでカバーされています。ご使用時には、はがして使用ください。
次の電源は推奨電源です(別売)
*1.
タッチファインダ使用時はSDカードの容量により保存可能枚数が異なります。
*2.
出力信号5本(OUT0〜4)は、各検査項目の個別判定に割り当て変更できます。
*3.
エンコーダ入力仕様を参照してください。
■各部の名称と機能
■電源接続(スイッチングレギュレータ接続時)
警告
警告
No.
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(11)
名称
I/Oコネクタ
Ethernetコネクタ
照明コネクタ
EherCATコネクタ
(入力)*1
EherCATコネクタ
(出力)*1
ノードアドレス設定スイッチ *1
取り付け穴
Cマウントレンズ取り付け面
ストロボコントローラ取り付け穴
計測処理
動作表示灯
EtherCAT
動作表示灯
*1
*1 形FQ-MS□□□-ECT,形FQ-MS□□□-M-ECTに対応します。
OR
ETN
ERROR
BUSY
L/A IN
L/A OUT
ECAT RUN
ECAT ERROR
説明
入出力用ケーブルを使用して、センサの電源や外部装置と接続するときに使用します。
Ethernetケーブルを使用して、センサとPLCなどの外部装置、
タッチファインダまたはパソコンと接続するときに使用します。
外部照明(ストロボコントローラ)
を接続します。
EtherCAT対応機と接続します。
EtherCAT対応機と接続します。
EtherCAT通信機器としての局アドレス設定に使用します。設定範囲は00〜99です。
カメラ固定用の取り付け穴です。
Cマウントレンズを取り付けます。計測物の大きさで視野を決め、
適切なCCTVレンズ(Cマウントレンズ)
を選択してください。
ストロボコントローラを取り付けます。形FL-TCC1が接続できます。
OR信号がON時にオレンジ色で点灯します。
Ethernet通信時にオレンジ色で点灯します。
エラー発生時に赤色で点灯します。
センサが処理を実行中に緑色で点灯します。
EtherCAT機器と接続したときに緑色に点灯、通信(データ入力)時に緑色に点滅します。
EtherCAT機器と接続したときに緑色に点滅、通信(データ入力)時に緑色に点滅します。
EtherCAT通信可能時に緑色に点灯します。
EtherCAT通信可能時に赤色に点灯します。
形FLシリーズストロボコントローラ、照明使用時
電源電圧
出力電流
推奨電源
外部電源端子台ネジ
DC24V(21.6〜26.4V)
1.3A以上
形S8VS-03024□(30W 1.3A)
M4(締付けトルク1.2N・m)
外部照明未使用時
電源電圧
出力電流
推奨電源
外部電源端子台ネジ
DC24V(21.6〜26.4V)
0.65A以上
形S8VS-01524□(15W 0.65A)
M4(締付けトルク1.2N・m)
区分
信号名
用途
電源
電源(24V)
GND
VDD ENCODER
エンコーダ電源用端子です。
使用するエンコーダの電源と同じ電源(5/12/24Vのいずれか)を接続して下さい。
GND ENCODER
入力(I/O) TRIG
トリガ信号入力用端子です。
ERROR CLR
エラークリア入力用端子です。
EFC RST
エンコーダフリーカウントリセット入力端子です。
COM̲I
TRIG、ERROR̲CLR、EFC̲RST信号用コモン端子です。
入力
(エンコーダ)
ENCODER(A±,B±,Z±) エンコーダ入力用端子です。
シールド線
SHIELD ENCODER
出力
OUT0(OR)
OUT1(BUSY)
OUT2(ERROR)
OUT3(SHTOUT)
OUT4(STGOUT)
COM̲O
OUT0〜4出力信号用コモン端子です。
種類
NPN
PNP
検査アイテム
同時に検査できる数
シーン登録数
画像処理方式
撮像素子
画像フィルタ
シャッタ機能
処理分解能
画素サイズ
フレームレート(取込時間)
接続方法
接続照明
計測結果のロギング
画像のロギング
入力信号
出力信号
Ethernet仕様
EtherCAT仕様
接続方式
EtherCAT表示灯
電源電圧
絶縁抵抗
消費電流
周囲温度範囲
周囲湿度範囲
周囲雰囲気
振動(耐久)
衝撃(耐久)
保護構造
項目
形式
視野設置距離
主な機能
画像撮影
外部照明
データ
ロギング機能
計測のトリガ
入出力仕様
LED表示灯
定格
耐環境性
材質
質量
付属品
●入力(I/O)仕様
単発計測入力(TRIG)、エラークリア入力(IN0)、エンコーダカウンタリセット入力(IN1)
EtherCAT非搭載タイプ
FQ-MS120
FQ-MS125
モノクロ
FQ-MS120-M
FQ-MS125-M
モノクロ
1/3インチモノクロCMOS
モノクロ
FQ-MS120-M-ECT
FQ-MS125-M-ECT
モノクロ
1/3インチモノクロCMOS
EtherCAT搭載タイプ
カラー
FQ-MS120-ECT
FQ-MS125-ECT
リアルカラー
1/3インチカラーCMOS
EtherCAT専用プロトコル100BASE-TX
・L/A IN(Link/Activity IN)×1
・L/A OUT(Link/Activity OUT)×1
・RUN×1
・ERR×1
約480g(本体のみ)
カラー
視野・設置距離に合わせてレンズを選択(光学図表参照)
形状サーチ、サーチ、ラベリング、エッジ位置
32
32
リアルカラー
1/3インチカラーCMOS
ハイダイナミックレンジ機能(HDR)、ホワイトバランス(カラータイプのみ)
電子シャッタ方式、シャッタスピード1/10〜1/30000 (sec)
752(H)×480(V)
6.0(μm)×6.0(μm)
60fps(16.7ms)
ストロボコントローラ接続
形FLシリーズ
センサ本体:最大32000件 *1
センサ本体:20枚 *1
I/Oトリガ、エンコーダトリガ、通信トリガ(Ethernet無手順、PLCリンク、EtherCAT経由)
9本
・単発計測入力(TRIG)
・エラークリア入力(IN0)
・エンコーダカウンタリセット入力(IN1)
・エンコーダ入力(A±,B±,Z±) *3
5本 *2
・OUT0(総合判定出力:OR)
・OUT1(制御出力:BUSY)
・OUT2(エラー出力:ERROR)
・OUT3(シャッター出力:SHTOUT)
・OUT4(ストロボ照明出力:STGOUT)
100BASE-TX/10BASE-T
専用コネクタケーブル
・電源、I/O制御用: 専用I/Oコネクタケーブル1本
・タッチファインダ、パソコン、Ethernet制御用: Ethernetケーブル1本
・EtherCAT接続用: EtherCATケーブル2本
OR:判定結果表示灯
ERR::エラー表示灯
BUSY:BUSY表示灯
ETN::Ethernet通信表示灯
DC21.6V〜26.4V(リップル含む)
リード線一括とケース間:0.5MΩ
(250Vメガについて)
450mA以下(形FLシリーズストロボコントローラ、照明使用時)
250mA以下(外部照明未使用時)
動作時:0〜50℃、保存時:−20〜+65℃(ただし、氷結、結露しないこと)
動作時、保存時:各35〜85%RH(ただし、結露しないこと)
腐食性ガスのないこと
10〜150Hz 片振幅0.35mm X/Y/Z方向 各8分10回
150m/s
2
6方向(上下・左右・前後)各3回
IEC60529規格 IP40
ケース:アルミダイカスト、
リアカバー:アルミプレート
約390g(本体のみ)
・取扱説明書(本誌)
■定格/性能
■配線仕様
取扱説明書
このたびは,本製品をお買い上げいただきまして,まことにありがとうございます。
ご使用に際しては,次の内容をお守りください。
・電気の知識を有する専門家がお取扱いください。
・この取扱説明書をよくお読みになり,十分にご理解のうえ,正しくご使用ください。
・この取扱説明書はいつでも参照できるように大切に保管してください。
©
OMRON Corporation
All Rights Reserved.
形
FQ-MS12
□-□-□□□
2011-2015
位置決め専用視覚センサ
(7)
(4)
(8)
(9)
(10)
(11)
(7)
(1)
(3)
(5)
(2)
(6)
センサ本体下部の入出力ケーブル用コネクタに、入出力ケーブルを接続します。
入出力ケーブルの各信号を配線します。
*必要のない信号線は切断し、他の信号線と接触しないようにしてください。
*1:撮像素子が露光終了するタイミングを外部に出力します。計測後、センサを次の計測箇所に移
動させたい場合は、本信号がOFF→ONになってから、センサを移動させてください。
*2:撮像タイミングと同期して、外部照明を点灯させるための制御信号です。外部照明に接続してください。
*3:外部照明を、信号がONのときに発光させるか(出力時ON)、消灯させるか(出力時OFF)
を変
更することができます。
(ストロボ出力極性)
*1:ON電流/ON電圧 OFF→ON状態にさせる電流値または電圧値のことです。ON電圧の値は、
COM̲Iと各入力(I/O)端子間の電位差になります。
*2:OFF電流/OFF電圧 ON→OFF状態にさせる電流値または電圧値のことです。OFF電圧の
値は、COM̲Iと各入力(I/O)端子間の電位差になります。
茶
24V
青
GND
茶/白 VDD ENCODER
青/白 GND ENCODER
桃
TRIG
赤/白 ERROR CLR
緑/白 EFC RST
紫/白 COM̲I
紫
ENCODER(A−)
灰
ENCODER(A+)
緑
ENCODER(B−)
白
ENCODER(B+)
赤
ENCODER(Z−)
黄
ENCODER(Z+)
緑/黄 SHIELD ENCODER
黒
OUT0(OR)
橙
OUT1(BUSY)
薄青
OUT2(ERROR)
黄緑
OUT3(SHTOUT)
ベージュ OUT4(STGOUT)
黒/白 COM̲O
外部供給電源(24V)用端子です。
電源は他の機器とは独立して配線してください。他の機器と同一に
配線したり、同一のダクトに配線したりすると電磁誘導の影響を受
け、センサが誤動作したり、破損したりする原因になります。
エンコーダ信号用のシールド線です。エンコーダ電源のGND(GND
ENCODER)に接続してください。
出力用端子です。工場出荷時の設定では、OR(総合判定)信号が
出力信号として割り付けてあります。
OR0〜31(個別判定)信号に割付を変更することもできます。
出力用端子です。工場出荷時の設定では、BUSY(処理実行中)信号が出力信
号として割り付けてあります。
OR0〜31(個別判定)信号に割付を変更することもできます。出力用端子です。
出力用端子です。工場出荷時の設定では、ERROR信号が出力信
号として割り付けてあります。
OR0〜31(個別判定)信号に割付を変更することもできます。
出力用端子です。工場出荷時の設定では、SHTOUT(シャッタ出
力)信号(*1)が出力信号として割り付けてあります。
OR0〜31(個別判定)信号に割付を変更することもできます。
出力用端子です。工場出荷時の設定では、STGOUT(ストロボ照
明出力)信号(*2 *3)が出力信号として割り付けてあります。
OR0〜31(個別判定)信号に割付を変更することもできます。
モード
NPN
PNP
入力電圧
DC24V±10%
DC24V±10%
入力電流
7mA TYP.(DC24V)
7mA TYP.(DC24V)
ON電圧/ON電流*1 DC19V以上/3mA以上
DC19V以上/3mA以上
OFF電圧/OFF電流*2 DC5V以下/1mA以下
DC5V以下/1mA以下
ONディレイ
0.1ms以下
0.1ms以下
OFFディレイ
内部回路図
0.1ms以下
0.1ms以下
内部回路
3.3kΩ
910Ω
1000pF
COM̲I
各入力(I/O)端子
+
入力回路
内部回路
3.3kΩ
910Ω
1000pF
COM̲I
各入力(I/O)端子
+
入力回路
入出力ケーブル
形FQ-MWD□□□/
FQ-MWDL□□□
*
2
1
9
1
9
0
3
-
3
B
*