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ROSS
CONTROLS
®
.
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RSe
シリーズ取扱説明書
2.4. 安全指示
• サージ抑制措置をとる場合、これにより機械の停止時間が延びるバルブ遮断の反応時
間が延長しないかをチェックしてください。
• 機械振動が高いレベルにある場合、バルブ設置時に適切な振動低減要素を使用してく
ださい。
• 過電圧はソレノイドの焼損を招くおそれがあるため、適切な電圧を供給してください。
• サイレンサーの流量は、システムの性能に影響する可能性があるため、制限のないこ
とを確認してください。
• 必要に応じ、サイレンサーを ROSS
®
サイレンサーと同様またはそれ以上のモデルと
交換してください。
3. 製品識別
製造年月日および製造場所は永久に刻印されています:
製造場所
場所の略号
バルブの印刷
(例: 2016年5月)
ROSS CONTROLS USA
(L)
(5 16 L)
ROSS EUROPA
(G)
(
5 16
G)
ROSS UK
(RB)
(
5 16
RB)
ROSS ASIA
(J)
(
5 16
J)
ROSS SOUTH AMERICA
(B)
(
5 16
B)
ROSS CONTROLS CHINA
(C)
(
5 16
C)
ROSS CONTROLS INDIA
(RCI)
(
5 16
RCI)
ROSS の各住所は裏ページを参照してください。
製品ラベル識別およびプロダクトキー識別は、30ページを参照してください。
4. 本製品使用のための必要条件
f
これらの取扱説明書は、本製品が使用される機械/システムのエンジニアおよび組立
技術者が利用可能にしてください。
f
この取扱説明書は、製品の耐用期間全体を通して保持してください。
4.1.
有資格者
組立、設置、初期稼働、メンテナンス、稼働停止については、電気および空気圧制御技術の必要知識お
よび経験を持つ有資格者のみが行うこととします。
5. 梱包の内容
含まれる品目:
•
RSe バルブ
•
取扱説明書
6. サービス、修理およびメンテナンス
f
技術的問題や修理の必要が生じた場合は、地域のROSS
®
代理店にお問い合わせくだ
さい。適切に使用した場合、RSe バルブにはメンテナンスは必要ありません。 特に
要求がない限り、ROSS
は少なくとも毎年一度は機能試験の実行を推奨しています
(8.1 試験手順を参照)。
7. 組立と設置
注意
加圧または通電部品がある状態での設置にはケガの危険あり!
加圧または電源が入った状態での設置は突然の圧力増大または感電によるケガを
するおそれがあります。
f
バルブの設置前に関連するシステム部品の電源を遮断し、減圧してください。
f
再度電源が入れられないようシステムをロックしてください。
注記
コンポーネントの破壊の危険!
化学物質により装置の表面、マーク、シールが損傷することがあります。
f
化学物質の影響に対し防護されるようバルブを設置してください。
不適切な温度での保管による装置の損傷のおそれ!
保管温度とは許可される周辺温度を意味し、該当するバルブのタイプに応じま
す。
f
10章「技術データ」の温度情報に従ってください。
7.1. 機械設置
バルブベースの通り穴を使いバルブを固定してください。 必要な寸法の図案を参
照してください。30ページの寸法図面をご覧ください。
7.2. 空気圧設定
7.2.1 安全供給と安全排気機能のためのRSeシリーズバルブ(3/2)
圧縮空気供給をポート1に接続し、ポート2を回路の下流側に接続します。ポート3は排気
ポートです。
7.2.2 安全シリンダー/アクチュエーター復帰用のRSeシリーズバルブ(5/2)
圧縮空気供給をポート1に接続し、ポート2および4を空気圧アクチュエータに接続しま
す。ポート3および5は排気ポートです。
7.2.3 安全復帰デュアル圧力アプリケーション用RSeシリーズバルブ(5/2)
外部パイロット供給に変換し(統合ガイドを参照)、EPSポートに推奨圧力範囲の圧力を
供給します。通常の排気ポートは、ポート5に圧力(1)、ポート3に圧力(2)を供給し、ポー
ト4(圧力(1))および2(圧力(2))を空気圧アクチュエータに接続することで、新しい給
気口になります。ポート1は排気ポートです。
7.2.4 安全圧力選択アプリケーション用のRSeシリーズバルブ(5/2)
外部パイロット供給に変換し(統合ガイドを参照)、EPSポートに推奨圧力範囲の圧力を
供給します。また、通常の排気ポート(3および5)は塞ぐ必要があります。通常の作業ポ
ートは、圧力(1)<高圧>をポート4に、圧力(2)<低圧>をポート2に接続することで新しい給
気口になります。ポート1は出口ポートとして使用されます。低圧力ポートに設置されて
いるセルフリリーフ圧力レギュレーターが役立つ場合があります。
7.3. 電気設備
ソレノイドへの電気接続は、バルブ上の EN 175301-803 形状 C のソケットを用いて
行われます。 センサーへの電気接続は、バルブ上の M8 オスソケットを用いて行わ
れます。30ページのピン配列を参照してください。メスコネクタおよびケーブルは
別売りです。ダブルバルブ用のケーブル、ケーブル接続部および電気制御は該当す
る安全規定に準拠させてください。
8. 初期稼働と動作
注意
騒音による健康被害!
70 dB(A) を超すレベルでは健康被害につながるおそれがあります!
f
本製品での作業時は常に聴覚保護を着用してください。
初期稼働の前に、慎重に有資格また訓練を受けた専門家により設置を査察してくだ
さい。
技術仕様が機械と空気圧システムのいずれかまたは両方の動作規準に適合すること
を確認してください。
圧縮空気供給は、最低作動圧力が固守されるレベルに常に設定してください(セク
ション10の技術仕様を参照してください)。
8.1. 試験手順
8.1.1 3/2 バルブ
1.ソレノイド A 通電 - バルブは故障、給気は遮断、下流空気はポート3を通じ排気。センサ
ー A の電圧はオフ、センサー B はオン。
2.両方のソレノイドを遮断してバルブをリセットします - バルブはオフ、給気は遮断、下
流空気はポート3を通じ排気。 センサー A と B の出力が高い。
3.ソレノイド B 通電 - バルブは故障、給気は遮断、下流空気はポート3を通じ排気。 セン
サー A はオフ、センサー B はオフ。
4.両方のソレノイドを遮断してバルブをリセットします - バルブはオフ、給気は遮断、下
流空気はポート3を通じ排気。 センサー A と B はオン。
5.ソレノイド A と B 通電 - バルブはオン、圧縮空気がポート2を通じ給気、ポート3はオ
フ。 センサー A と B はオフ。
6.ソレノイド A と B 遮断 - バルブはオフ、給気は遮断、下流空気はポート3を通じ排気。
センサー A と B はオン。
8.1.2 安全シリンダー/アクチュエーター復帰用の5/2バルブ
1.ソレノイド A 通電 - バルブは故障、ポート2に加圧、ポート4はポート5を通じ排気。 セ
ンサー A はオフ、センサー B はオン。
2.両方のソレノイドを遮断してバルブをリセットします - バルブはオフ、ポート2に加圧、
ポート4はポート5を通じ排気。 センサー A と B はオン。
3.ソレノイド B 通電 - バルブは故障、ポート2に加圧、ポート4はポート5を通じ排気。 セ
ンサー A はオフ、センサー B はオフ。
4.両方のソレノイドを遮断してバルブをリセットします - バルブはオフ、ポート2に加圧、
ポート4はポート5を通じ排気。 センサー A と B はオン。
5.ソレノイド A と B 通電 - バルブはオン、ポート4に加圧、ポート2はポート3を通じ排
気。 センサー A と B はオフ。
6.ソレノイド A と B 遮断 - バルブはオフ、ポート2に加圧、ポート4はポート5を通じ排
気。 センサー A と B はオン。
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