www.rosscontrols.com
41
© 2021,
ROSS
CONTROLS
®
.
All Rights Reserved.
RSe
シリーズ取扱説明書
8.1.3 安全デュアル圧力復帰アプリケーション用の5/2バルブ
1. ソレノイドAを励磁 -バルブに障害があり、ポート4が加圧、ポート2はポート1から排
気。センサーAはオフ、センサーBはオン
2. 両方のソレノイドを消磁してバルブをリセット –バルブはオフ、ポート4が加圧、ポー
ト2はポート1から排気。センサーAおよびBはオン。
3. ソレノイドBを励磁 –バルブに障害があり、ポート4が加圧、ポート2はポート1から排
気。センサーAはオン、センサーBはオフ
4. 両方のソレノイドを消磁してバルブをリセット –バルブはオフ、ポート4が加圧、ポー
ト2はポート1から排気。センサーAおよびBはオン。
5. 両方のソレノイドを励磁 –バルブはオン、ポート2が加圧、ポート4はポート1から排
気。センサーAおよびBはオフ。
6. 両方のソレノイドを消磁 –バルブはオフ、ポート4が加圧、ポート2はポート1から排
気。センサーAとBはオン。
8.1.4 安全圧力選択アプリケーション用の5/2バルブ
1. ソレノイドAが励磁 ー 空気圧はポート1を介してポート2から下流に供給。ポート4か
ら1への圧力供給は遮断。センサーAはオフ、センサーBはオン。
2. 両方のソレノイドを消磁してバルブをリセット ー 空気圧はポート1を介してポー
ト2から下流に供給。ポート4から1への圧力供給は遮断。センサーAとBがオン。
3. ソレノイドBを励磁 – 空気圧はポート1を介してポート2から下流に供給。ポート4か
ら1への圧力供給は遮断。センサーAはオン、センサーBはオフ。
4. 両方のソレノイドを消磁してバルブをリセット – 空気圧はポート1を介してポート
2から下流に供給。ポート4から1への圧力供給は遮断。センサーAとBがオン。
5. 両方のソレノイドを励磁 – 空気圧はポート1を介してポート4から下流に供給。 ポ
ート2から1への圧力供給は遮断。センサーAおよびBはオフ。
6. 両方のソレノイドを消磁 ー 空気圧はポート1を介してポート2から下流に供給。ポート
4から1への圧力供給は遮断。センサーAおよびBはオン。
上記以外のテスト手順の結果は、バルブの故障を示している可能性があります。セクショ
ン5、サービス、修理、およびメンテナンスを参照してください。
バルブが同期してシフトしないと、RSeシリーズバルブに障害が発生したことになりま
す。
これは、次のようなさまざまな理由で発生する可能性があります。例えば、
•
ピストンシールの欠陥
•
汚れや樹脂油が原因で切り替え遅延が発生しているメインバルブ弁体
•
バルブソレノイドへの電気信号が不十分; 適切な電圧の利用不可
•
非同期でソレノイドに信号受信
•
損傷した部品、汚れ、または樹脂性オイルが原因で、切り替え遅延が発生しているパ
イロットバルブ
•
バルブ内に過剰な水分
9. 遮断と移動
注意
加圧または通電部品の遮断によるケガの危険あり。
f
システム加圧中または電気が供給されている中で空気圧コンポーネントを遮断
すると、突然の圧力解放、予期しない動きまたは感電によりケガや死亡のおそ
れがあります。
f
電気および空気圧システムを絶縁、ロックアウトしてからバルブの接続を遮断
してください。
10. 技術仕様
設計:5/2 (または 3/2) 冗長方向弁要素またはスプール構造。 (3/2 機能は常時閉。)
作動:スプリングリターンによる電磁パイロット。バルブ要素あたりソレノイド1個
- 両方を同期し作動させること。
流動媒体:ISO 8573-1 クラス 7:4:4 準拠の圧縮空気(中性ガス)。
作動圧力範囲:
43~145 psiG (3~10 bar) 内部パイロット供給あり。
0~145 psiG (0~10 bar) 外部パイロット供給あり。
周辺/媒体温度:40℉~120℉ (4℃~50℃)。
安全分類:
指令: 2006/42/EC (機械指令) 2004/108/EC (EMC 指令)
規格: ISO 13849-1、IEC61508/IEC62061、DIN EN 61326-3-1.
試験原理: GS-IFA-M07、2017年4月。
安全機能: 「安全な排気」および「予測しない始動に対する保護」、安全復帰、安
全圧力選択、安全復帰デュアル圧力制御アプリケーション。
耐振性 (DIN EN 60068-2-6): 0.35 mm ± 0.05 mm の変位(10 Hz-55 Hz 時)。
耐衝撃性 (DIN EN 60068-2-27): 30 g(18 ms 継続時)。
衝撃波形: 正弦半波。
安全分類:最大でカテゴリー4、PL e、SIL 3。
危険な故障にいたる平均時間: ROSS SISTEMA ライブラリの B
10D
を参照してくだ
さい。
JAPANESE / 日本語
共通原因故障 - CCF: > 65。
診断範囲 (DC):高、99%。
最低作動頻度:毎月1度で正しい機能を保証。
最大サイクル速度:
2
Hz。
取り付け方向:どちらでもよい、なるべく縦方向。
モニタリング:動的、周期的、顧客提供の装備により外部。 モニタリングは、両方
のバルブセンサーのステータスとバルブ制御信号のステータスのあらゆるすべての
変化を共にチェックする。
ソレノイド:VDE 0580 による。連続使用向け評価。電気接続は EN 175301-803 形
状 C に沿う。エンクロージャは DIN 400 50 IP 65 準拠。
近接センサー (バルブ2個): PNP。
標準電圧:24 V DC。
供給電圧:CSA / UL準拠の場合、DCアプリケーションでは、バルブをNECクラス2
電源に接続する必要があります
B10
D
値、ISO 13849-1および-2に準拠:耐用期間パラメータ、ROSS エンジニアリ
ング規格、試験室試験手順セクション8に沿って測定:
G1/8: B
10D
= 2000万サイクル。
G1/4: B
10D
= 2000万サイクル。
G1/2: B
10D
= 2000万サイクル。
近接センサー
:
T
10D
= 20年
音圧レベル [dB (A)]:音圧レベルは、騒音の低減に使用される個々のシステムの影
響を受けます。RSeシリーズバルブの排気能力より大きい排気流量能力を持つサイ
レンサーのみを使用してください。たとえば、バルブの排気を制限しないでくださ
い。RSeシリーズバルブはサイレンサー「無し」で販売されていますが、サイレン
サー「無し」でのご使用はお勧めできません。流量:ページ30を参照してくださ
い。
消費電力(各ソレノイド):ソレノイド (2) あたり 1.5 ワット。
消費電流(各ソレノイド):<23mA。
最大推奨許容の時間不一致:250 msec。
11. 廃棄
バルブの廃棄は、お住まいの国に該当する法的規制に沿って行ってください。