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S-BUS
制御システムの特長
S-BUS 制御システムでは、複数のルーティングスイッチャーとコン
トロールユニットを1本の同軸ケーブルで接続し、制御信号の通信
を行います。ひとつの S-BUS 制御システムのなかの 1 台のスイッ
チャーを1次局に設定し、
この1次局がシステム全体の制御を行い
ます。
ほかのスイッチャーとコントロールユニットは2次局になり、1次
局の制御により信号の通信を行います。
S-BUS 制御システムは次のような特長があります。
•
75Ω同軸ケーブル1本による、LAN(Local Area Network)形式
の制御信号の通信
•
同軸ケーブル(5C-2Vケーブル使用時)を500 mまで延長可能
•
電源を切らずにシステムを動作状態のまま、S-BUSラインへの接
続、取り外しが可能
•
1次局に設定したルーティングスイッチャーは、複数のS-BUSライ
ンを制御し、最大254台(1次局を含む)
までのルーティングスイッ
チャーとコントロールユニットを制御
•
1 本のS-BUSラインには、最大 128 台のルーティングスイッチャー
とコントロールユニットが接続可能
•
自己診断機能によって検出されたエラーの内容を、S-BUSライン
上の1 次局に接続されたターミナルに表示
•
ターミナルで設定した内容(システムの設定やテーブルデータ)
およびクロスポイントデータを、1次局または2次局のメモリーに約
10 年間保持
接続例
システム接続例
ルーティングスイッチャーを1次局としたS-BUSデータリンクの構成
例を示します。
S-BUS
データリンクの構成機器
名称
使用する機器
台数
機能
1次局
ルーティングスイッチャー
1
データリンク全体
DVS-A3232B (M)、BVS-A3232 (M)
a)
の通信を制御
など
2次局
コントロールユニットBKS-R3204、
最大
各機器ごとの
BKS-R3205、BKS-R3206など、
253台 通信制御
ルーティングスイッチャー
BVS-V3232 (S)、BVS-A3232 (S)
a)
など
ターミナル Windows3.1または通信ソフトを
1
システムの
インストールしたコンピューター
各種設定
a)
(M)
、
(S)は、ルーティングスイッチャーの内部基板上にあるM/Sスイッ
チの設定を表します。
◆ 詳しくは、メンテナンスマニュアルをご覧ください。
概要