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概要
MAV-2000 は、オプションの入出力プロセッサーボードBKMA-
2010を組み合わせることによって、目的に応じたチャンネル構成
が可能な柔軟性の高い A/V サーバーシステムを構築するマルチ
アクセスA/V サーバーです。
複数台のソニーHDD (ハードディスクドライブ)アレイユニットMAV-
S2000を接続し、RAID (Redundant Arrays of Inexpensive Disks)
技術により、映像1チャンネル、音声8チャンネルの信号をA/Vファ
イルとして記録・再生します。
記録時は、接続したHDDアレイユニットに、
コンポーネントシリアル
デジタル(SDI)信号 (ビデオ信号のみ圧縮符号化)をSBX (Serial
Bus eXtension)インターフェースを介して送出します。
再生時は、HDDアレイユニットからSBXインターフェースを介して
送られてきたデータを コンポーネントシリアルデジタル(SDI)信号
(ビデオ信号のみ伸長復号化)として出力します。
本機は、外部コンピューターや編集機から設定・制御できます。
特長
本機には次のような特長があります。
入力・出力プロセッサーボードによる高画質映像圧縮
MPEG-2 4:2:2 Profile @ML準拠の映像圧縮により、質の高い映
像圧縮を行います。
GOP N=1 (Intra)構成で、30 Mbps、40 Mbps、50 Mbps のデータ
レートに圧縮します。
マルチポート対応
I/OプロセッサーボードBKMA-2010を6セット装着した場合、入出
力合わせて最大 12ポートのSDI 信号に対応できます。
各ポートごとにSDI (4:2:2ビデオ+重畳オーディオ)入出力および
AES/EBU入出力を装備し、SDI では映像1チャンネルとオーディ
オ8チャンネル、AES/EBUではオーディオ8チャンネルを処理しま
す。
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1) Ethernetならびにイーサネットは XEROX 社の登録商標です。
A/V
ファイルの外部制御
A/Vファイルに対し、外部の編集機などからJog、Var、Shuttle制御
が可能です。
Jog: −1〜+ 1 倍速
Var: −1〜+ 1 倍速
Shuttle: −500 〜+ 500 倍速
Shuttleには、
コマ落ちのないShuttle再生システムを採用していま
す。
多様なシステム構築を可能にする豊富な入出力
•
イーサネット
1)
によるデータ転送が可能。
•
制御・データインターフェース用にイーサネット、VS-BUS、RS-422A
を標準装備。
•
ステータス情報を出力。
RAID
ユニットの拡張が可能
バンド幅方向に最大 8 ユニットのパラレル接続し、さらに容量方向
にそれぞれ最大5ユニットをデイジーチェーン接続でき、最大40台
までの拡張が可能です。
510
時間までの記録が可能
記録時間は、データレートおよびHDDアレイユニットの台数によっ
て異なります。
MAV-S2000
(HDD:18GB版)
を最大拡張(40台接続)
して、デー
タレート30 Mbps で記録した場合、NTSC で最大 510 時間の記録
が可能です。
デイジーチェーン接続なしでの最大記録時間の例(
NTSC)
HDD
アレイユニットの台数
データレート
8
台
4
台
50 Mbps
77 時間
44 時間
40 Mbps
77 時間
51 時間
30 Mbps
102 時間
61 時間
電源バックアップ
電源部は同型3ユニット構成で、1つのユニットが故障しても正常に
動作を継続することができます。
将来
DTV
に対応が可能
19
インチラックマウント
EIA 規格の19インチ幅ラックに取り付けて使用できます。