2-2
2-2 TOC
各記録ブロックのテープ上の位置がIDナンバーとともにTOCに登録され、EODの直前
に記録されています。これによってIDナンバー指定のサーチが可能となります。また
EODからのアペンド (追加) 記録や記録済テープに重ね書き記録をする場合も、TOC
を前もって読む必要があります。なおTOCデータは、MIC付きカートリッジ (後述) の
場合には、テープをローディングするとTOCを読み込み、レコーダ本体内のフラッ
シュメモリ (電源を切っても消えない) にも登録され、このレコーダのことを
TOCを
登録したレコーダ
と呼びます。MIC付きカートリッジをTOCを登録したレコーダに
ローディングすると、テープ上のTOCを読まずに直ちに
TOCデータ利用可能状態
にな
ります。この反対に、
TOCデータ利用可能状態でない場合
とは、MIC無しカートリッ
ジでまだテープ上のTOCを読んでいないとき、またはMIC付きカートリッジでIDナン
バーが100を超えていてかつレコーダにTOCが登録されていないときのことをいいま
す。
2-3 MIC (Memory In Cartridge)
カートリッジ内に装着されたフラッシュメモリで、TOCの一部 (IDブロックの総数
100まで) がコピーされます。したがってIDブロックの総数が100までの記録のカート
リッジでは、直ちにTOCデータ利用可能状態になります。IDブロックの総数が100を
超えた記録の場合でも、MICを登録したレコーダにローディングすると直ちにTOC
データ利用可能状態になります。
2-4 フォーマット (FMT)
•
SIR-1000Wに異なるフォーマットまたは未フォーマットのカートリッジをローディ
ングすると、LCD画面にFMT?と表示されます。同時にRECキーおよびFWDキーの
LEDが点滅します。このカートリッジをフォーマットする場合には、RECキーを押
しながらFWDキーを押してください。フォーマット中はLCD画面にFMTと表示さ
れます。フォーマットの所要時間は約80秒です。
ブランクカートリッジをローディングすると、LCD画面にTOC?と表示され、FF
LEDが点滅します。その後にFFキーを押すとFMT?が表示されます。
カートリッジのフォーマットは以下のように行なってください。
•
フォーマット時に最初のIDナンバーを任意 (000以外) に設定することができます
(デフォルトは001)。
1
LCD画面に
FMT?
が表示されているときにIDキーを押すと、ID表示部のIDナンバー
が点滅します。
;
,
:
,
8
,
9
の各キーを押して希望のIDナンバーを設定します。
2
RECキーを押しながらFWDキーを押すとフォーマットが開始されます。
3
このテープで記録すると、フォーマット時に設定したIDナンバーからスタート
し順次ナンバーがアップします。
•
フォーマット中に、最初のIDナンバーを任意 (000以外) に設定することができます。
1
STOPモード中にRECキーを押しながらREWキーを押します。
2
LCD画面に
FMT?
と表示され、同時にRECキーおよびFWDキーのLEDが点滅し
ます。
3
RECキーを押しながらFWDキーを押します。
4
テープは自動的にBODに戻って再フォーマットされ、その間LCD画面には
FMT
と表示されます。