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(記録/再生エラー)
記録エラー
記録エラーはテープへのデータ供給が追いつかなくなり、FIFOメモリが一杯になっ
た (FIFOオーバーフロー) とき表示されます。
マークが頻繁に表示されるようなときは、テープの傷やしわ、または塵埃などの
原因が考えられますので、新しいテープに交換してください。
それでも直らないようなときは、付属のクリーニングテープを使用してヘッドク
リーニングを行なってください。
それでもまったく直らないときは、サービスにご相談ください。
再生エラー
再生データにエラーがあり、かつ訂正できないときは、テープを巻き戻して当該部
分を再読み出し (リトライ) します。リトライの実行中は、正しいデータが読み出さ
れるまで、FIFOメモリに残っているデータが出力されます。FIFOメモリが空になる
前にリトライにより正しいデータが読み出されると、そのまま正常な再生が続き、
マークは現われません。リトライが繰返されるとFIFOメモリが空になり (FIFOア
ンダーフロー)、
マークが表示され出力データが一時途切れます。
以上のように、SIR-1000Wでは記録時のデータの確認を毎回行なっているため、再生
時エラーが起きても、テープを巻き戻してその部分を再度再生することによって、
エラーのないデータを読むことが可能です。また、別売のPC
scan
III
を使ってコン
ピュータにデータを転送する場合は、FIFOアンダーフローによるリトライの制限が
ないため、よりエラーの少ない再生が可能です。
参考
圧縮モードで記録したテープをバージョン30未満のレコーダで再生すると、再生開
始直後に
マークが出ることがあります。