11
DTX Version 2
—
システムアップグレードインフォメーションガイド
外部MIDIシーケンサーからDTXを音源として使用する
コンピュータや外部 M I D I シーケンサーを使って再生する
MIDI データを、DTX の音源で鳴らすことができますが、こ
の場合以下のいくつかの注意点やヒントを参考にしてくださ
い。
● あらかじめ外部 MIDI シーケンサーの MIDI OUT と DTX
のMIDI INをMIDIケーブルで正しく接続しておきます(取
説 P.129)。
● 再生するMIDIデータがGM音色配列に合っているもので
あれば、特にDTX側で音色設定をする必要はありません。
● DTXがパターン/ソングプレイモードになっている時に、
MIDI データの再生を開始すると、プリセットパターン/
ソングも同時に鳴り出しますので、トラック1とパターン
トラックはミュートしておきます(取説 P.97、P.111)。
● ベース/コード/リズムの各パートをミュートすることに
よって、特定のパートを消したり、ソロ状態にすることが
できますので、マイナスワン練習などに活用することがで
きます(取説 P.77、P.97)。
● 再生する MIDI データを DTX のユーザーソングにリアル
タ イ ム レ コ ー デ ィ ン グ で 録 音 す る こ と が で き ま す
(P.105)。
ソングを録音する場合の注意
DTXでソングを録音する場合、次のいくつかの点に注意して
ください。
● プリセットソングをコピーしたり、外部 MIDI シーケン
サーで再生するソングを録音する場合、データが大きいと
メモリーフルのエラー表示が出ることがあります。この場
合、メモリーに余裕がありませんので追加録音はできませ
ん。1つのソングをいくつかの短いユーザーソングとして
分けて録音されることをお奨めします。
● 外部シーケンサーで再生するソングを録音する場合、シン
クモード(取説 P.125)を ext に設定しておきます。これ
でテンポやタイミングがずれることなく、外部シーケン
サーの再生開始のタイミングでDTXの録音が開始されま
す。録音したソングを聞く場合には、シンクモードを int
に戻します。
● ユーザーソングのパターントラックには、あらかじめスタ
イル 1 のパターンが入っていますので、トラック 1 や 2
にリアルタイムレコーディングを行う場合、録音スタート
と同時にこのスタイル 1 のパターンが鳴り出してしまい
ます。不要な場合はパターントラックミュートモードを
ON にして、パターントラックをミュートしてください
(取説 P.111)。
ソングに合わせて自分の演奏を録音するには?
お手本となるソングを聞きながら、自分の叩いた演奏を録音
することができます。以下のいくつかのヒントを参考にして
ください。
● プリセットソングをお手本にする場合は、あらかじめその
プリセットソングをユーザーソングエリアにコピーしてお
く必要があります。プリセットソングのデータではトラッ
ク1も使用していますので、ユーザーソングにコピーした
後は、空いているトラック 2 を録音トラックとして選択
し、自分の演奏を録音することができます。
● 録音時は、カウント機能をONにしておくと、叩き始める
タイミングがわかるので便利です。
● 録音した演奏を再生する場合、RHYTHMキーでお手本の
ドラム演奏を、また TR2 キーで録音した自分の演奏を
ミュートすることができ、各演奏を比較することができま
す。
● 外部シーケンサーで再生するMIDIデータの演奏をお手本
にする場合は、一度このMIDIデータを再生させてDTXの
ユーザーソングとして録音してから、先ほどのプリセット
ソングをお手本にするのと同じ要領で自分の演奏を録音し
ます。
プリセットソングのパートミュートについて(Ver2.0
マイナーチェンジ)
今回の DTX V2 では、プリセットソングの No.1 〜 6、81
〜 100のトラック1 と2 に録音されていたソングデータが、
トラック 1 だけにまとめられました。これによって、他のソ
ング、パターンと同様に RHYTHM/BASS/CHORD キーに
よって、トラック 1 内の各パート(リズム/ベース/コード)
をミュートできるようになりました。ただし、トラック 2 に
録音されたリズム(ch10)/ベース(ch7)/コード(ch5、6)
をRHYTHM/BASS/CHORDキーでミュートできないとい
うルールは変わりませんので、自分で録音を行う場合は、選
択するトラックにご注意ください。